緊急お知らせです。参議院議員になってはじめての委員会質問が明日、10月31日(木)に計画されています。時間は午後1時30分から2時頃になる予定です。法務委員会で河井克行法務大臣に、子どもの貧困や人権侵害の背景のひとつである「離婚後の親権や監護の問題について」質問をさせていただく予定です。なおインターネット中継の閲覧が、参議院のHPから可能です。https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
参議院では私自身は今「法務委員会」と「東日本大震災復興特別委員会」に所属しています。「復興特別委員会」は東日本大震災からの復興、得に福島の原発事故被害緩和のための支援など、滋賀県知事時代からすすめてきた中で、文字通り、災害からの復興についての意見を言わせていただきます。
また法務委員会は、子どもの幸せや家族のサポートを強化するには、民法の改正が是非とも必要と思ってきたからです。二期8年滋賀県知事、また大学学長を3年間つとめ、そこで子どもの貧困や虐待や引きこもり、学生の経済的困難、特に母子家庭の貧困や、離婚後の子どもたちが直面している精神的、社会的な課題を現場でみてきました。
そこで、今回は以下3点から離婚後の親権に関わる問題について質問させていただきます。
1 両親が別居や離婚してしまった子どもが、そのことによって、社会的に不利な境遇に陥ることがないように、子どもの利益を最優先にした解決策がもたらされるような制度が求められていること
2 児童虐待を防ぎ、子どもの命が守られ、すべての子どもが必要な教育を受けられ、自分の能力を十分に発揮できるような機会が与えられる、子どもファーストの社会を築かなければならないこと
3 子どもを権利の主体として位置づけ、公的な機関も、私的な機関も、児童の最善の利益を主として考慮すべきだとする国際社会の流れに対応することが必要であること
特に先進国ではすでにあたりまえとなっている離婚後の共同親権の問題をめぐって、なぜ日本ではいつまでも単独親権が民法で決められ、その改善が図られていないのか、大変根が深い問題であることを承知の上で、ぶれずに質問をつみあげて、問題の解決にあたれれば、と思っております。
なお、私に割り当てられた時間は答弁もふくめて25分しかありませんので、今後このテーマについては引き続き質問をさせていただきます。また、何らかの事情により委員会が変更することもありますこと、あらかじめお断りさせていただきます。