3月7日。もうまる9年になりました。原発のない社会へ、2020びわこ集会。新型コロナウイルスで開催が危ぶまれましたが、主催者のご決断で開催。琵琶湖畔の膳所公園には300名をこえる皆さんが集合。おしどりマコさんとケンさんのトークの後、集会。各市町では原発対応が求められ首長の参加はありませんでしたが、三日月知事、佐藤大津市長はじめ、多くの皆さんがメッセージを寄せて下さいました。
最初に挨拶を求められ、私は国会での状況を2点紹介。ひとつは、2月に復興委員会委員として訪問した福島では、道路や鉄道などハード系の復興はすすんでいるが、人びとの暮らしや地域社会、住宅の復興はまだまだ進んでいないこと。福島では4万人以上の方がたがふるさとに戻れていません。また「エネルギー調査委員会」などで若狭湾岸の原発事故リスクを前提に、琵琶湖の水質や生態系汚染リスクに対して政府は無策であること。だからこそ、住民や琵琶湖の代弁者として、声をあげ続けていくことをお約束しました。
原発弁護団の井戸謙一さんからは、高浜原発をめぐる関西電力の原発マネー還流問題や、トリチウム汚染水の海洋放出問題など、9年たってもますます問題は深刻になっているが、その中で、広島高裁の伊方原発をめぐる差し止め訴訟は一条の光であること。来年10年を迎える今、私たちが求めるべきは、40年を超える老朽原発(高浜1.2号機、美浜3号機)の再稼働が画策されており、何としても阻止するべきことが訴えられました。
2011年3月11日の事故直後に福島から滋賀県に避難してこられた佐藤藤十志さんからは、事故直後の当時の知事として避難者を真っ先にうけいれた滋賀県の判断を評価いただきました。あの時、住宅供給や学校受入をしてくださった市町のおかげでもありました。9年の間にお譲さんも成長し、地域でのつながりもできたけれど、やはりふるさとへの思いは断ちがたく、福島のような思いを二度と繰り返してほしくないと強く決意を語ってくださいました。
「老朽原発をうごかさない」大集会は5月17日の大阪です。皆さんの活動のひろがりを期待して、集会はとじました。集会をご準備くださった永島鉄雄さん、畑明郎さん、はじめ実行委員の皆さまに感謝です。
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