Facebook 2014年9月21日

21世紀かながわ円卓会議「多様性豊かな地域社会を自分たちで育てるにはー地域社会を活性化させる民主主義ー」にて、基調講演とディスカッションに参加。

9月20日、神野直彦東大名誉教授がモデレーターをなさる上記会議に参加。

まず神野さんから問題提起として、経済史的にみると、アダム・スミスの「(神の)見えざる手」に導かれて市場社会が成り立っていると思われ、現代市場主義者の論拠となっている。

しかし同時にアダム・スミスは、『道徳感情論』において、社会生活の中での「共感」の意味、重要性について展開しており、今回の円卓会議では、民主主義の基本概念として「共感」、そこから生まれる「シェアー」、「分かち合い」を多様な住民活動から紹介してもらいながら、多様性豊かな地域社会づくりについて議論したいと展開。

私のほうからは「対話で切り拓く地域の未来〜リーダーシップのあり方は?」というお題を主催者からいただきました。

具体的には、20世紀型の高度経済成長期と、低成長で社会的環境的リスクが高まっている21世紀の今では、政治的・社会的リーダーシップのあり方がことなっているのでは?として、自らの知事8年の経験から「多様性」(若者・子ども、女性、雇用者等の参画の重要性)、「将来性」(政治は未来をつくる)、「コミットメント」(負担・リスクを先送りしない責任・覚悟)、の三点をはしらに滋賀県で展開してきた「公共事業の見直しによる財政再建」「子育て・若者・女性参画」「琵琶湖の環境再生」「災害リスク対応」などについて1時間ほど講演させていただきました。

その後、逗子市の小田鈴子副市長から、最近制定した騒音や酒、水上バイクなどの規制をもりこんだ、家族、子ども連れが安心して楽しめる「海水浴場条例」の制定経過での、対話と住民協働の重要性について話題提供がありました。

その後、主に神奈川県内での子育て、高齢者支援、生活困窮者などについて活動している皆さんから「多様な関係者間で、いかに対話を深めるか」「縦割りの行政サービスの隙間をいかに埋めるか ?」など白熱した議論となりました。

晩には時別セッションとして、22日に予定されていた、「次世代の担い手を育むために〜政治家の視点・科学者の視点」を念頭に、黒田玲子東大名誉教授と私とのここも白熱した議論となりました。

二人とも過去30年いかに学際的、かつ統合的研究に力を注いできたかで意気投合し、今年度後半に黒田ゼミの大学院生を琵琶湖につれてきてもらい、琵琶湖博物館や魚のゆりかご事業、流域治水などご紹介することになりました。

22日午後は未来政治塾で、藻谷浩介さんの講義と対談です。今、新幹線の中です。

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