Facebook 2014年8月24日

京大 霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院のゼミで「琵琶湖と原発政策ー知事8年の経験から」としてミニ講演。

霊長類学は日本発の、また日本が世界を牽引する研究分野です。「アイちゃん」の研究でこの分野をひっぱてきた松沢哲郎教授からお声をかけていただき、大学院生に、フィールド研究の重要性とその活用について、私自身の探検部時代のアフリカでの水と人間の関わりの重要性の発見、アメリカ留学での学び、そして琵琶湖研究への遍歴などを中心に話させてもらいました。

またなぜ知事だったのか?琵琶湖や河川の研究成果を行政や政治に活かす可能性について、原発のリスク管理や、流域治水政策などを例に、リスクを正しくアセスして公表し、地域指定などを勇気をもってすすめながら、行政と住民で協力して命を守る仕組みの意味について、話をさせてもらいました。

折しも広島での土砂災害のこともあり、学問研究の成果を行政や政治に活かすためにも、研究者に「政治から逃げないで!」と訴えさせてもらいました。若い皆さんには、TVなどで話題になっている問題を生できけて刺激的だったようです。

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