Facebook 2014年7月2日

7月1日は「びわ湖の日」、今年は33回目となります。

7月1日(火)、昭和52年に琵琶湖で赤潮が大発生したことを契機に、昭和55年には富栄養化の防止に関する条例、いわゆる「琵琶湖条例」が制定されました。

この「琵琶湖条例」の制定1周年を記念し、昭和56年に7月1日を「びわ湖の日」と定めました。武村知事の時代でした。それから30年以上にわたり、毎年、県内各地で一斉に環境美化活動が行われており、これまでに延べ500万人を超える皆さんに参加いただいています。

今日は快晴となり、午前中は私も湖岸の環境美化活動に参加しました。まず、大津市のびわ湖ホール付近での活動開始にあたって挨拶をさせていただいた後、守山市赤野井町へ移動。こちらでは特定外来生物に指定されている水草「オオバナミズキンバイ」の駆除作業を視察しました。

オオバナミズキンバイは、今ちょうど黄色い花を咲かせ一見美しいのですが、生態系にとっては大変厄介者です。水面下では太く長い茎が絡むように伸びており、ちぎれた茎からも枝分かれして成長し、大変な繁殖力を持っています。近年その生育範囲が急速に拡大しており、はびこってヨシ帯等に入り込むとヨシの芽も枯れてしまいます。隙間もなくなり、魚の産卵もできない、無酸素状態の水辺になってしまい、生態系や漁業への影響が懸念されています。

今日は、人手による駆除とともに重機も入れての作業となり、オオバナミズキンバイが根こそぎ次々と引き上げられていきましたが、本当に大変な量でした。強い日差しの中で、胴長やライフジャケットも着用して作業にあたっていただいた皆さん、本当にお疲れさまでした。

「びわ湖の日」事業では、一斉清掃のような「びわ湖を美しくする」活動に加えて、びわ湖とより深くかかわろうと、「びわ湖の恵み」弁当などを民間で販売していただいたり、びわ湖水を利用している下流地域での「移動琵琶湖博物館」を開催したり、広がり、つながる活動を深めています。

先頭に戻る