Facebook 2014年6月5日

「おじゃまします!知事です」(未来総括編 ②) 「農家民宿を核とした都市・農村交流推進」

6月5日(木)、午後からは、日野町に移動し、「三方よし!近江日野田舎体験推進協議会」の皆さんとの対話です。

滋賀には観光資源があふれていますが、なかなか自覚されず眠っているものがあります。琵琶湖や、スキー・水上スポーツといったこれまでの資源に加えて、私自身、就任以来力をいれてきたのが、農地をふくむ自然や里山、農村での暮らしぶりなどを体験してもらえる「農家民泊」をはじめとする都市農村交流です。

特に、日野町では先駆的に「農家民宿」「農家民泊」に取組を進められ、現在、全県的に広がりを見せ、昨年度は1.6万人ほどが参加をしています。

最初に、「入村」中の神奈川県の海老名中学校の皆さんを、藤澤町長や受入先の皆さんでお見送りする「離村式」に参加させてもらいました。私も飛び入りで挨拶をさせてもらいました。

生徒さんからは「短い期間だったけど、人のあたたかみを感じた」、校長先生からは「いつもと違う生徒の笑顔がみられた」と別れのあいさつがありました。最後に、受入先の皆さんとともに生徒一人ひとりと握手を交わし、バスが見えなくなるまでお見送り。中には泣いて別れを惜しむ生徒さんの姿もありました。皆さんのおもてなしの心に感動しました。

次の対話では、藤澤町長はじめ受入先の皆さんから、平成20年当初は数軒だった受入先が現在150軒以上にまで盛り上がりをみせるようになった経過や、受入れを通じて感じたことや、今後の展望などをお話いただきました。

「大変な思いをすることもあるが、苦労ではない。楽しいし、沢山の元気をもらっている」「田舎の良さである助け合う心や、自然と共に生きることの意味を伝えたい」「若い人たちとの交流を通じて、自分たちの地域に自信と誇りを感じられるようになった」など、皆さんからの積極的な発言が続きました。

都市農村交流は、訪れる人に感動を、受け入れる人に誇りを、そして地域に人的・経済的活性化をという、まさに三方よしの取組であること改めて実感するとともに、町内一丸となり元気なまちづくりを実践いただいていることを大変心強く思いました。

今甲賀市や米原市などにも広がりつつありますが、全県に今後拡大できるよう県としても応援していく必要があります。

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