Facebook 2014年6月12日

「おじゃまします 知事です」 (未来総括編 ⑤) 「防災体制の強化と防災ボランティアの役割」

6月11日(水) 「知事と語る滋賀の未来総括編」の「おじゃまします!知事です」。三日目の今日は午前、午後合わせ4か所にお伺いしました。

まずは、県庁の防災対策会議室で、昨年9月の台風18号で被害の大きかった信楽地域を中心に、災害ボランティアの支援に取り組まれている皆さんとの対話です。

はじめに、県の災害ボランティアセンターを担っていただいている県社協の谷口さん、18号台風に際し迅速にボランティアセンターを立ち上げて支援の中心となってくださった甲賀市社協の杉田さんからのご報告。

続いて、甲賀市民生委員児童委員協議会連合会の冨岡会長から、発災当時の民生委員・児童委員の情報共有、地元区長さんとの連携などについて、甲賀市信楽町西区長の辻本さんからは、住民の皆さんの避難の状況などについて、お話をお伺いしました。

孤立している人ほど支援が届きにくいこと、避難しようにも避難所の鍵が空いていなかったこと、ずぶ濡れでやってくる住民のみなさんに使っていただくタオルがなくて困ったことなど、実際に経験したからこそという貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。

また、自主防災とボランティアのつなぎをどうするか、日常からの備えの大切さ、行政からトップダウンの防災ではなく、住民の視点をどういれ入れ込んでいくか、という課題も提示いただきました。

県庁の隣に整備中の防災危機管理センターも、まさにこういった問題意識に対応しながら、防災だけでなく、医療や広報などが横串で機能する拠点として、ハードだけでなくソフトも充実させようということで計画させていただいています。

最後に流域治水条例の「地先の安全度マップ」をご紹介し、危険を知って備えることにより最悪の事態にも命を守るための「川の外の対策」に、地域の皆さんで取り組んでいただきたい、とお願いしました。

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