「おじゃまします知事です」 (未来総括編 ⑪) 「子育て中の女性の再就職やキャリアアップ支援」
6月12日(木)、夕方近くに、近江八幡駅近くの男女共同参画センターに向かい、「滋賀マザーズジョブステーション」関係者の皆さんと意見交換。テーマは「子育て中の女性の再就職やキャリアアップ支援について」です。
子どもの状況に応じて働く条件がめまぐるしく変わったり、就労について周囲からの理解が得られないなど、子育て中の女性には働きたくても様々なハードルが生じます。
そのような女性に寄り添い、長期的な視点でカウンセリング、そしてキャリアアップにつなげていただきたい。そんな願いから「滋賀マザーズジョブステーション」は生まれました。働きたい女性のためのワンストップ相談窓口としての機能を軸に、国のハローワークとも連携した情報提供やカウンセリングを通したキャリア支援、さらに託児所を設けて利用者ができる限り気軽に相談いただけるよう工夫しています。
知事就任以来、力をいれてきた施策で、全国的にみても先駆的な政策となり、ありがたく思います。
平成23年10月の開設以来、利用者数はのべ1万人を超え、就職に結びついた方も600名を超えました。この夏には、南部の草津駅前にも開設を予定しており、さらに利便性を高めたいと考えています。
今日の意見交換では、利用者が増え、大きな成果が出ている一方で、限られた人員でいかに丁寧な対応を行うかといった課題や、関係機関の情報共有や更なる連携や発信についての提案も出されました。
現場の皆さんの熱心な取組が大きな成果につながっていることを実感しました。大変ありがたく思います。
滋賀県での現状での女性参画度はまだまだ低く、それだけに「のびしろ」のある分野です。女性の自己実現、家族の収入の安定化とあわせて、社会的活力を維持できる重要な施策であり、今後とも前向きに継承していただきたいと思います。