Facebook 2014年5月4日

長浜市余呉町上丹生で5年ぶりに開かれた「茶わん祭り」を視察。

5月4日(日)、朝から湖北へ向かい、長浜市余呉町上丹生の「茶わん祭り」を視察。5年ぶりに開かれるお祭りで、曳山の上の山飾りとして、茶わんなどを高さ7メートル近くまで積み上げて、さらにその上に人形が乗っており、とても不安定そうに見えます。

山車が練り歩く際にはそれがゆらゆらと揺れて、崩れはしないかと観客が見守る、その不思議さ故に「奇祭」とも呼ばれています。

さわやかな晴天に恵まれ、お祭り日和。現地に到着した時には、すでに3基の山車が多くの観客に見守られながら動き始めていました。

まさに「山が笑う」と言われる新緑もえいずる野山にかこまれた静かな里に法螺貝の音が響き、花笠を手に踊る「花奴」に続いて、お囃子の中を2列の曳き手が綱を握りしめて山車を導いて行きます。

5年前にも見させていただいたのですが、踊りや所作がしっかりと引き継がれており、今回もとても見応えがありました。保存会の皆さんが準備も含めて相当にご努力をなさっているからでしょう。

午後からの山車の巡行では、私も前回に続いて曳き手に加わらせてもらい、長浜市の藤井市長と並んで八幡神社まで綱を引かせていただきました。

実はお祭りに来る前に、祭りに「十二の役」で参加するという3人の子どもたちから、貴重なお祭りなのでぜひ見に来て欲しいと「知事への手紙」を連名で頂いておりました。地元の子どもが少ないので、地域にゆかりのある子どもとしてお誘いを受け参加したといいます。

現地でその子どもたちとも会うことができ、手紙をくれたことにお礼を伝え記念写真を写しました。一生懸命に練習したという稚児の舞のお囃子「十二の役」は、とても素晴らしくお祭りを盛り上げてくれていました。

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