Facebook 2014年3月20日

大阪で開催されたベトナム社会主義共和国のチュオン・タン・サン国家主席の歓迎会に出席。滋賀県としての水環境ビジネスの経済・社会貢献の可能性についてトップセールス。

3月19日。国賓として来日されているサン国家主席をはじめ閣僚の皆様が、今日は関西にお越しになりました。

近年経済成長著しいベトナムへは滋賀からも多くの企業が進出されている一方、ベトナム国内では工業化の進展に伴う湖沼、河川、内湾の汚染などの環境問題の課題を抱えておられます。

滋賀県としても、1970年代以降、琵琶湖の再生などで培った科学的、法制的、社会的ノウハウを、企業の皆さんとともに役立てることができるのではないかと考えています。それを「琵琶湖モデル」と名づけて、これまで中国、台湾などにも伝えてきました。

今日はサン国家主席にも少しお時間をいただき、私から直接、琵琶湖を有する滋賀県の環境保全の歴史やその国際貢献の可能性についてご紹介させていただきました。

特に経済成長途上で、予防的に汚染対策をとることが結果として汚染してしまった後で対策をとるより経済的にも安上がりで、社会的混乱も防げ、生態的にも望ましいことを伝えさせてもらいました。

また席をご一緒させていただいたヴィン計画投資大臣、クアン科学技術大臣にも関西全域に水を供給している琵琶湖という生命の水源と、この美しい湖の環境を保全するための過去の住民、行政、企業、科学者の努力についてご紹介し、今後ベトナムにも、滋賀県として環境保全のまるごとの仕組みなどを伝えていきたいと申し上げました。

皆さんかなり前向きに関心を示され、是非ともベトナムに来てアドバイスがほしい、とお誘いをいただきました。

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