「近江学園」訪問、職員さんとの座布団会議。
2月7日(金)。今日もまた厳しい寒さですが、朝は快晴。雪を抱いた鮮やかな比良の峰々を眺めながら、湖南市の近江学園へ向かう。
来月に生誕100年を迎える糸賀一雄さんたちが戦後まもなくの昭和21年に滋賀県立として創設した近江学園は、昭和46年に石部に移設してから42年になります。
今日は新しいギャラリーなどを視察するとともに、学園で生活する子どもたちを見守る職員たちとの意見交換を行いました。
様々な悩みや困難に向き合いながらも、地域の方がたに支えられて、子どもたちに懸命に寄り添ってくれている姿、そして学園がどうあるべきかを日々考え、工夫してくれている様子を伺えました。
100名近くの障がいをもつ、あるいは虐待などで家庭に居られない子どもさんに育ちの場所を提供しているのですが、30年前はお正月に残るのは数名だったのが、今は30名以上がお正月にも施設にのこらざるを得ない、という。
子どもたちの育ちの環境は近年一層きびしくなっているという状況をうかがいながら、行政として一層の工夫が必要な時代にあることを実感しました。