「第7回淡海の川づくりフォーラム」にコメンテーターとして参加。充実した一日でした。
2月16日(日)。今回エントリーをいただいた16団体の皆さんに川や水辺にまつわる活動について発表していただきました。
このフォーラムは、午前中の「テーブル選考」、午後の「復活選考」「全体討論」といった公開選考方式のワークショップになっており、“川や水辺と共生する暮らし”、“川や水辺と私たちのいい関係”について、今年いちばんきらりと光る活動を参加者全員で議論しました。
午後の最終選考の結果、長浜市の高時川源流域にあるトチノキの巨木やブナなどの森林と豪雪地帯独特の山村文化を保全し、次世代に継承するために活動されている「高時川源流の森と文化を継承する会」がグランプリに輝きました。
このグループは国の丹生ダム計画で集落移転を迫られた人たちで、ダム建設が実質中止という国の方針(この1月16日に国が公表)も踏まえて、ふるさとの森と生活文化を守り伝えたい、という思いがにじみでており、公開審査でも審査員全体の推薦をいただきました。
そして、彦根市の芹川の河川清掃や環境整備から子育て支援・教育への関わり、特に学童保育などを運営されている「特定非営利活動法人 芹川」と、草津市立渋川小学校の子どもたちが地域の方々と『渋川生き物絵図』を作成したことを通して、地域への愛着を深めたことを発表された「渋川生き物絵図作成支援委員会」の2団体が準グランプリに選ばれました。
このフォーラムは選考委員や参加者も各団体の活動についてお互いに光る部分を認め、ほめあい、皆で議論をする、いわば住民も行政もいっしょにみんなでつくりあげるフォーラムです。
実行委員会の皆さんによる手作りフォーラムで、まる一日、充実した対話と共感による刺激をいただき、あすの地域づくりへの智恵と力をいただきました。