Facebook 2015年3月3日

「比良おろし・ワークショップ」のご案内。3月7日、午後2時―5時30分。京大生存圏研究所と滋賀県が共催で、びわこ成蹊スポーツ大学で開催します。

琵琶湖の西を走る湖西線は全体が高架となっていて、四季折々の琵琶湖の風景を楽しめる自慢のJR線路でもあります。ただ、高架であるがゆえに、強風に悩まされています。

堅田以北の強風地帯で最も大きな事業所がびわこ成蹊スポーツ大学で、大学としても強風時には電車が止まってしまい、休講にしたり、入学試験を延期したことさえもあります。それゆえ比良おろしの研究には切実な期待と要望があります。

そこに、京大の生存圏研究所が、比良おろし予測向上研究をはじめてくださり、今回は三日月知事も後押しをしてくださり、滋賀県と共催でワークショップを計画してくださいました。

また琵琶湖博物館準備室時代から、嘉田は地元の元高島高校の松井一幸さんたちと、「琵琶湖地域環境教育研究会」という住民参加による風や雪などの観測グループを運営してきました。

今回は30年近くにおよぶ松井さんの地元住民としての風観測研究や、地元の漁師さんなどから聞き取りをした風と暮らしのかかわり報告などを踏まえて、「比良おろしと住民参加による環境研究の30年」として松井さんと共同講演をさせていただきます。

また全体の目的としては、まずは気象現象を予測できる科学的方法の開発をめざし、それを活用して、生活や産業活動への影響をできるだけ少なくする改善方法も提案していただけたらと思います。

なお、山極壽一京大総長、三日月大造滋賀県知事も参加をしてくださる予定です。

参加料は無料です。できたら事前申し込みください。できるだけ多くの皆さんのおこしをおまちしています。

なお最寄駅は湖西線「比良駅」です。駅からシャトルバスを運行します。当日、強風で止まってしまったら「堅田」までシャトルバスを延長します。いずれにしろ当日、強風が吹かないことを祈るばかりです(微笑)。

 

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