京都市にて、一般社団法人Com aqua 設立記念シンポジウム「水の環~つながり はじまる~」で講演とディスカッションに参加。
1月26日(日)、午後は京都に移動。Com aquaは、水との付き合いを水のように集まって考え、つながり、行動していく場として、京都大学大学院 地球環境学堂の渡邉紹裕教授が中心となって立ち上げられました。
本日のシンポジウムでは、まず、「活動紹介と連携トーク」として、滋賀の水土里ネット愛知川沿岸、針江生水の郷委員会をはじめ、8つの団体の活動報告。
続いて、日本水フォーラム代表理事の竹村公太郎さんから、「世界の水 日本の水」と題してご講演をいただきました。
その後、“びわことみやこ~さらにつながる”として、門川京都市長と私が講演。
門川市長のご講演では、効き水大会では、琵琶湖の水を浄化した京都の水道水がミネラルウォーターに比べ評価が高い、というお話もご紹介くださいました。琵琶湖水源保全の努力に感謝の言葉もいただきました。また琵琶湖疏水の観光ルート化も前向きに検討いただいていること、ご紹介いただきました。
私からは、「今だから伝えたい水の価値-近い水 遠い水-」と題して、先に竹村先生からご提示のあった「日本の近代化と流域の崩壊」の問題について、琵琶湖の水と暮らしのかかわりの変遷をご紹介しながら、より具体的にお話しする。
まとめのパネルディスカッションでは、竹村先生、Com aquaの寶理事とともに登壇。針江のかばたの隣近所の水の使い回しなど、水とともにあるくらしの中ではぐくまれた「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」という心が、琵琶湖・淀川の流域全体に広がることを期待し、関西広域連合などで活動していること、お話しさせていただきました。