Facebook 2015年5月10日

びわこ成蹊スポーツ大学はアスリートの「地産地育」に力をいれていきます。地元で生まれ育った選手が県外大学に出てしまうケースが増えているからです。

スポーツは体を動かすことで心を元気にできる、個人にとっても地域にとって大事な活動です。また地域の代表となるアスリートが育つことで、地域の誇り・プライドも育っていくことが期待できます。

滋賀県では、2024年には二巡目国体、その前に2020年のオリンピック・パラリンピックがあります。

本日の京都新聞で、この4月、地元高島市の安曇川高校から特待生として迎えた大塚和さんを紹介していただきました。

高校二冠の日本一を達成した大塚和さんはスポ大副学長の豊田先生のスポーツ心理学のサポートも受けてきました。ウェイトリフティング種目は集中力が勝負で、スポーツ心理学のメンタルトレイニングからのアドバイスは大きな力になるということ。

また安曇川高校の堀内先生にスポ大の指導者としてご就任いただき、練習も安曇川高校を使わせていただくことで「高大連携」での選手育てが可能となりました。

大塚くんも「慣れ親しんだ地元で、同じ指導者の下で練習する方が自分は力を伸ばせる。ウエイトで滋賀を盛り上げたい」と抱負を語ってくれています。

大変礼儀正しい努力家で、眼力(めじから)がある学生さんです。大塚くんが今後、日本国内だけでなく、世界的にも活躍できるような施設・指導者、そして周辺環境を整えるのは学長としての大きな任務です。責任重大です。

なお、安曇川のウェイトリフティングは、昭和56年の一巡目国体時に旧安曇川町で開催された種目で、しっかり地域に根付いているところが心強いです。

旧伊吹町のホッケー競技、日野町のレスリングなど、昭和56年の国体以来、地域に定着し、ジュニア選手育てからはじめて地道に全国的に活躍できる選手を育てていただいた指導者や行政関係者に改めて感謝です。

国体の所期の目的のひとつに、スポーツの地域定着というねらいがありましたので、このようなケースが増えるよう、スポ大学として力をいれて滋賀県全体、ひいては関西の地域力アップに貢献したいと思います。

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