Facebook 2014年1月30日

東京で道路整備要望活動。計画中の新名神に大津スマートインター設置を要望。

1月30日(木)。今日は早朝から東京出張。

まず、国土交通省の徳山道路局長と増田事務次官にそれぞれお会いし、大津市の伊藤副市長とともに国道161号湖西道路4車線化整備の新規事業化について要望を行う。

昨年の6月には西大津バイパス11km全線が坂本まで4車線化されましたが、その北の湖西道路では慢性的な渋滞が発生しています。また、渋滞影響による追突事故が発生していることなどを説明し、湖西道路(真野〜坂本北)の4車線化整備の新規事業化を提案しました。

午後から、再び徳山局長と増田事務次官を、夕方には野上浩太郎国土交通副大臣を訪ね、「新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会」の会長として、三重県の石垣副知事をはじめ沿線市町長・関係者とともに新名神高速道路についての要望活動を行いました。

主な内容は、「四日市~亀山」、「大津~城陽」、そして「八幡~高槻」間を含めた全線の早期整備、(仮称)大津SAスマートICの設置などです。

平成20年の新名神開通後、現在1日の交通量は約4万台、甲賀地域への工場進出が進むなど地域の活性化に繋がっております。

一方で大津以西は現名神高速道路一本で支えていることに加え、供用後50年以上が経過し老朽化が進んでいることや、日本一ともいえる通行量があり負荷がかかっていること、さらには昨年の台風18号が襲来したときには交通が遮断され、代替できる高速道路の必要性を痛感しました。

国道1号線逢坂越を通る度に思うのですが、下から上の名神高速道路を見上げながら日本の大動脈が、このトンネルと橋で支えられている。老朽化が心配される中、多量な交通量に耐えられるのだろうか?と怖くなります。補修も頻繁に必要となり、補修通行止めが問題となっています。工事渋滞は生活破壊につながります。

私自身は2006年の就任以降、一貫して「必要性の低い公共事業は慎重に」と訴えてきましたが、老朽化、交通渋滞、災害対応などの理由から名神高速道路の代替道路として、新名神高速道路は必要と判断しています。建設費については通行料金収入でカバーするため、地元負担はありません。

また現在の計画では、草津田上-宇治田原間にICがありません。昨年の台風18号、一昨年の8月の集中豪雨の際には大津南部が孤立してしまいました。こうしたことを受け、大石付近で予定されているサービスエリアを活用したスマートICを計画化し、設置をお願いしました。

道路局長の部屋の入口には、ヒコニャン、クマモンが仲良くお出迎え、記念撮影しました。

夕方には、上野の東京都美術館まで移動し、現在開催中の「日本美術院再興100年特別展世紀の日本画」を視察。滋賀県立近代美術館から安田靫彦さんの「飛鳥の春の額田王」や速水御舟さんの「洛北修学院村」などを提供しています。約60点の日本画の名品が集められており、大変見応えがありました。

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