Facebook 2014年10月2日

「西に比良山、東に琵琶湖」「びわこ成蹊スポーツ大学」の学長に就任しました。

10月1日、「存在感あるオンリーワンのスポーツ大学」を目指して大学経営にあたらせていただきます。

びわこ成蹊スポーツ大学の三代目学長として本日辞令をいただきました。西に比良山、東に琵琶湖という、恵まれた自然と歴史・文化の豊かな立地の中で、日本だけでなく国際的にも名高い美しい琵琶湖をのぞむ「びわこ湖畔大学」でもあります。

2003年の開学以来今日まで「我が国の閉鎖的な体育思考から脱却した、国際的に通用する新しいスポーツ文化を創造すること」を理念としてまいりました。

具体的には「新しいスポーツ文化の創造のための教育研究に努め、人々のスポーツ要求、健康要求を開発・支援することのできる豊かな教養と高度な専門性を有する人材の育成」を目指してまいりました。

スポーツ要求とは、スポーツを「行う」だけでなく「見る」「支える」「知る」といった多様な側面を含んでいます。

開学から12年を迎える今、本学はあらたな局面をむかえようとしております。ひとつは「逆風」であり、もうひとつは「追い風」です。背景には日本社会の大きな変化があります。

「逆風」としては、少子化がすすみ入学志願者の減少という厳しい局面に直面しています。大学は「受験生を選ぶ時代」から「受験生に選ばれる時代」へと変わっています。

一方で、今、スポーツの世界には「追い風」もふいております。2020年の東京オリンピックや2024年の滋賀県としての国体招致など、社会的なスポーツ要求の高まりがあり、多様なスポーツ関連活動は今後ますます増えていきます。

さらに高齢化、成熟社会化の中で、人びとの心身の満足度を高めるスポーツの価値は今後ますます高まることが期待されます。

そのような中で必要なのは、「この大学に入りたい」と受験生や保護者に選んでもらえるような「際立つ個性」と「教育内容の充実」「キャリア支援や就職実績」そして「社会的貢献」などの「存在感のあるオンリーワン」のブランド化をめざすことです。

過去8年に亘る滋賀県知事としての行政経験、それ以前の大学教員や琵琶湖環境の研究経験を活かして、教職員の皆さんや学生さんの参画のもと、「選んでよかった」と実感してもらえる大学経営に全力をつくさせていただきます。

皆さまからのご支援、お願いいたします。

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