Facebook 2016年1月4日

新年恒例の経済団体の年賀会に参加。滋賀県では女性県議会議長に加えて、女性副知事も誕生。池永肇恵(いけながとしえ)さんがご就任下さいました。2016年1月4日。

滋賀経済団体連合会主催の年賀会。大道会長のご挨拶では、グローバル化する経済界の大きな流れとしての昨年のTPPと、パリの温暖化協約合意の二点をご指摘くださいました。

三日月知事の挨拶では、「琵琶湖保全再生法」「日本遺産」に加えて、女性副知事として池永さんを国の内閣府からお迎えした紹介がありました。

500名ほどの参加者の中で、女性参加者は20名以下でしょうか。官民問わず、管理職に占める女性比率は、2014年度の総務省のデータでは、残念ながら滋賀県は全国47都道府県の中で47位。5%以下でした。

2006年に私自身、知事に就任して以来、女性の雇用政策から経営者育てなど具体的な政策に力をいれてきましたがなかなか結果がみえませんでした。県では課長補佐級も含めて10%近くまで増やしました。

数値的な順位以上に重要なのは、日々のビジネスや社会的活動の中にひそむ「女性は一歩後ろに」という無言の圧力が男性、女性、両方の意識の中に根深く沈潜していることでしょう。

明治民法的な家族意識が継承されている上に宗教的な背景もある、と指摘する人もいます。滋賀県は仏教王国ですが、仏教と女性蔑視というテーマはも今後もっともっと研究する必要がありそうです。

私自身は、昨年文化勲章を受けられた、滋賀県ご出身の志村ふくみさんがつくってくださった草木染めの紬織「春の湖」で参加させてもらいました。

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