Facebook 2015年7月12日

日曜日、早朝から水上バイクの騒音に頭を痛める!7月12日朝。「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」で、住居が集合している地域での生活環境を維持するために航行禁止区域になっている場所ですが、全く無視されています。( 長いです)。

久しぶりの日曜日、ゆっくり湖畔の朝を楽しもうとしたが、早朝から次つぎと家の前に水上バイクをけん引した大型RVが到着。ナンバーは大阪、京都が多い。一部滋賀ナンバーあり。沿岸部には、有料で年間契約でプレジャーボートを保管し、あるいは一日2000円から3000円程度で、湖岸に駐車場を確保してバイクを誘導するマリーナ事業者が数多くあります。

これらの業者は地域の観光協会などがまとめて、湖岸管理者である滋賀県から、湖岸の占用利用許可を得ています。県は利用料金は徴収しておりませんので、事業者の利益の大きさは想像できると思います。

私が住まいする住宅の右側・左側両方に大型のマリーナ事業者がおり、昨年ここに引越してから週末には騒音に悩まされ、また浜辺で孫たちが遊んでいるすぐ近くにバイクを乗り込まれたり、本当に危険な思いをしてきました。

先週も近くの大物湖岸で水上バイクによる死亡事故が起きています。

平成14年10月に制定された「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」の第一条には以下のようにあります。

「この条例は、琵琶湖におけるレジャー活動に伴う環境への負荷の状況にかんがみ、その負荷の低減を図るために必要な琵琶湖のレジャー利用の適正化に関し、 県、レジャー利用者および事業者の責務を明らかにするとともに、県の行う施策の基本となる事項を定め、プレジャーボートの航行に関する規制その他の必要な措置を講ずること等により、琵琶湖におけるレジャー活動に伴う環境への負荷の低減を図り、もって琵琶湖の自然環境およびその周辺における生活環境の保全ならびに琵琶湖の良好な利用環境の確保に資することを目的とする。」

しかし実態はこの目的が達成されているとはいえません。私が住まいする比良川出口の沿岸部は集合的住宅地であり「航行禁止区域」です。沖合350メートルのブイの内側が禁止区域です。

ところが朝から、この禁止区域の浜辺で、マフラーをはずしたバイクが騒音をまきちらして何台も浜辺に沿って横に走っています。沖合の航行区域に移動するために、最短の距離での直角移動はゆるされていますが、浜辺を横に航行禁止区域を走ることは禁止です。また条例16条では、消音器を改造したボートの航行禁止を規定しています。

今まで1年あまりがまんしてきましたが、今朝はあまりにひどいので、思い切ってマリーナ業者に直接に申し入れに行きました。業者さんは、「私ら注意しているけれど、守ってくれない」と逃げ腰。「県はそもそも取り締まりがなまぬるい。警察に通報してくれてもいい」という状態。

そもそも車やバイクを入場させていても、その車のナンバーや水上バイクの登録番号の記録もしておりません。また水上バイクの就航のためには「水上オートバイ安全講習修了証」が必要ですが、その修了証の提示も求めておりません。「誰が運転するかわからないから」という。それなら余計に管理をしないといけないでしょう。修了証をもっていない人が運転することは条例で禁止しています。

ということで、この夏、本来の静かで美しい、安全な琵琶湖を取り戻すために、私自身、水上バイクの騒音と無謀運転の被害者として行動していきます。

ここ10年、水泳場のメッカであった近江舞子の水泳客は10分の一に減っています。「水上バイクが怖いから」という理由もききますが果たしてどうなっているのか、しっかりデータもとり、調査もさせてもらいます。

皆さん、今のこの琵琶湖の水上バイクの状態、どう思われますか?

 

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