Facebook 2015年7月19日

琵琶湖西部、大津市和邇川水生生物観察会、本川は濁流で入れず、和邇公園内のコンクリート水路でもどっこい生きている水生昆虫!7月19日。

「しがの里山や川を美しくする会」の永島さんに誘われて、久方ぶりに童心に帰り、川遊びに。11家族30名ほどが参加。まずは全体記念写真。

そのあと和邇川は今回の台風の大雨で濁流、子どもがはいるには危険なので大人だけで魚探し。ヨシノボリ、スジエビ、など小魚捕獲。

公園内の三面コンクリート水路では、子どもたちが網すくい。二種類のアメンボ、丸いナベブタムシ、などかなり多様な水生昆虫を捕獲できる。アメンボもカメムシの仲間!とは。カメムシ専門家、嘉田修平氏からのカメムシ話で盛り上がりました。

後半は、昔の和邇川や和邇中浜あたりの琵琶湖での魚つかみ遊びについて、Aさん(昭和18年生まれ・男性)からお話を伺いました。昔は、アユは溢れるほどたくさんいて、子どもでもようけいつかめたという。梅雨時期にはアメゴ(ビワマス)が川をのぼり、ナマズやフナは田んぼにたくさんはいりこんで子どもは手づかみで魚つかみをした、と楽しく語ってくださいました。

もちろんアユもアメゴもナマズも焼いたり、炊いたりして食べたということ。他におかずがないので当たり前におかずにした、と。

また浜辺にはシジミがたくさんいたが、住宅開発が山のほうで進んでから、土砂が流れてきて浜からシジミが消えた、という。当時は浜辺の人は橋板で顔を洗い、少し上流部では川水で野菜も洗い、暮らしの中で当然のように川水や湖水を使っていた、ということ。

また昔も梅雨時期には泥っぽい排水が田んぼから出たがすぐに澄んだという。最近の土砂は泥っぽくていつまでも澄まず、魚もシジミも住みにくくなったのでは、と語っておられました。

今、私たちは「自然を守る」と言っていますが、Aさんのお話を伺っていると、かつては逆に、水や魚、田んぼ、「自然の恵みに人の暮らしが守られていた」と強く思いました。子どもたちも熱心にAさんのお話に聞き入っていました。

主催くださった皆さん。サポートくださった大津環境フォーラムの皆さん、お世話さまでした!

 

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