4月1日。新年度の初日、びわこ成蹊スポーツ大学は「入学式」を挙行。びわ湖ホールで369名の学部生と4名の大学院生を迎え、佐々木則夫なでしこジャパンの元監督の祝辞をいただき、びわ湖ホールアンサンブルの皆さんの校歌合唱で、すがすがしい入学式でした。4月1日。
どこも新しい年度の始まり。スポーツへの社会的需要の高まりを受けて、びわこ成蹊スポーツ大学はこれまでの280名定員から360名へと定員増を行ってはじめての入学式で、場所もこれまでのびわ湖ホールの中ホールから大ホールへと移しました。
学長式辞では、「東に琵琶湖、西に比良山」をのぞむ、自然豊かな琵琶湖畔にある大学として、比叡山延暦寺の開祖、伝教大師・最澄のふたつの教え「一隅を照らす」と「忘己利他」について紹介しました。今後4年間、追い風がふくアスリート世界の教養と専門性をまなぶ、その地元の価値をまず学んでほしいと期待したからです。
入学生宣誓では、学部生では大野真央澄さん、大学院では杉藤洋志さんが力強く宣誓下さいました。学部生は高校から直接という学生さんが多いのですが、大学院は、スポーツ分野でこれまで活躍してきた人たちの「セカンド・キャリア」を育てるためという方針で、今年の杉藤さんはボート競技の世界選手権や監督・コーチ経験も豊富な40代半ばの方です。
また今年大学院生として、リオオリンピックの日本代表として決まっておられる、地元高島市在住の伊勢田愛さん(種目はセーリング)も入学下さいました。今日は海外遠征中で欠席でしたが、今のところ滋賀県からリオオリンピック出場が決まっている唯一のアスリートです。皆さんからの応援もお願いしました。
祝辞ではサッカー日本女子代表チーム「なでしこジャパン」の前監督の佐々木則夫さん(本学客員教授)がおこしくださいました。「夢は形になっていない無形のものだが、これは皆の努力によって形として見えるものになる、それがなでしこジャパンの成果であった。皆さんも夢を形にしてほしい」と力強い声援をいただきました。
またせっかくのびわ湖ホールでの入学式なので、びわこホールアンサンブルの皆さんに、校歌を斉唱していただきました。見事な男女混声の重量感あると同時にすがすがしい編曲となっていて、これまで校歌を聞き慣れていた教職員も感動しておりました。
最後には50名をこえる教員をひとりずつ紹介し、オリエンテーションの場としました。
2003年に開学したびわこ成蹊スポーツ大学ですが、卒業生は2700名をこえ、学校教員を筆頭に安全公務員ともいえる警察官、消防署などのとともに製造業、サービス業、など多様な民間企業でも活躍をしてくれています。
新入生を迎え、心引き締まる4月1日でした。