「びわスポ大」特色授業、三泊四日の「琵琶湖畔・フレッシュマンキャンプ」始まる。学長とともに、湖水で乾杯!4月7日。
前日から始まったキャンプ。早朝の学長挨拶の中で琵琶湖とともに生きてきた人たちの湖水への薬師如来信仰や瑠璃光にひかる琵琶湖水の意味について解説。入学式で説明した伝教大師・最澄が説く「一隅を照らす」「忘己利他」の風景的背景を説明。
あわせて水の生活文化、特に水への信頼、水道導入前に橋板をつくり直接飲用してきた歴史を語り、今も嘉田は毎朝、新鮮湖水で元気をいただいていることを説明。学生や教職員有志が自主判断で飲んでみました。皆さんの声は「やわらかい」「あまい」「おいしい」!。
「えっつ、飲めるの!?」と皆が驚く我が家の前の琵琶湖畔。私はみっつの説明をしました。
(1) 人間の屎尿や家庭排水・工場排水など、この場所ではほとんどはいっていない。それゆえ、大腸菌や有害物質は検出されていない。
(2) 砂浜そのものは自然浄化の力があり、水道供給の浄水場でも「砂ろ過」の技術を活用している。
(3) 琵琶湖畔のこのあたりは比良山系からの地下水が湖でも湧き出していて常に新鮮地下水が供給されていること。
桜が満開の湖畔で、朝から火をたいて、お味噌汁・シャケご飯・野菜いためをつくり、昼食用のサンドイッチも同時につくる。
野外でのキャンプの仕方や火のつけ方、食事づくりなどの技術を学びながら、始めて出会った人たちの仲間づくりの手法(チームビルディング)や、比良山登山など、地域活動のオリエンテーションともなっている。
寒い、冷たい湖岸テントで寝袋にくるまって寝るのは初めてという学生さんもおられます。三日後の感想が楽しみです!