Facebook 2015年11月8日

モンベル(mont-bell)辰野勇会長に、びわスポ大学での特別授業をお願いしました。11月6日(金)。授業の後は湖西線北小松駅前の「ひろせ」さんで新鮮な海鮮料理をいただく。(また長いです^_^)。

「モンベル(mont-bell)のものづくりは自分たちが本当に欲しい、必要なものにこだわっています」。昨年辰野社長にはじめて出会った時の言葉に私は大変感銘をうけました。わかりやすい「需要側目線」の原則がモンベルをここまで押し上げてきたのだ。それもご本人がアイガー北壁を日本人として最短で登った経験や、カヤックで黒部渓谷を駆け下りた経験に根差している。

野外スポーツをする人たちにとってはまさにかゆいところに手が届く欲しいものを提供くださる。しかも高機能性に加えてデザイン性も見事。その上、比較的安価。28歳で操業をして今年で40年。7つの困難を乗り越えて、今や年商540億円という日本一のアウトドア用品会社に仕上げた。

そんな辰野さんのサクセスストーリを学生たちに語ってもらいました。裏にはいかに危機管理に心をくだいた緻密な計画があったか。また熱い魂があったか、心通じる仲間がいたか、思う存分語ってくださいました。

アイガー北壁への挑戦の原点は、高校1年の時に出会った1冊の本、ハインリッヒ・ハラーの『白い蜘蛛』。大学へ行って寄り道している時間はない。高卒後人生の最短ルートでスポーツ用品店に就職をして西穂高岳や鈴鹿岳などで訓練。

1969年7月、22歳の時にアイガー北壁登頂に挑戦。「白い蜘蛛」の氷壁にへばりついている唯一の写真を見せていただきながらの熱弁。350名を超える学生が聴き入るお話。人生の挑戦とご経験が深い分、説得力があります。

終わった後の学生の表情は目が輝き、「モンベルに就職させてください!」「親が辰野さんのファンなんです、サインをください!」と学生に取り囲まれました。

辰野さん、学生さんにとって、また私たちにとっても勇気をいただけるお話ありがとうございました。そういえば、お名前も「勇」です!

授業の後は、北小松駅前の「ひろせ」さんで、日本各地から店長がこだわって集められた新鮮な海鮮料理。新潟佐渡島、長崎五島列島、高知土佐湾、富山魚津など日本各地から直送の、ズワイガニ、ウチワエビ、シロエビ、お魚の名前は個性的なものが多くて覚えられません!

寿司屋の息子という辰野さんも「今までで一番うまい!」と言っていただき、ひろせさんと記念写真。辰野さん、ひろせさん、ありがとうございました!

 

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