400名を超える皆さまからお誕生日メッセージをいただきました。ありがとうございました!おひとりお一人に返信をと真夜中から始めましたが、まる一日の校務に追われ、すでに5月18日が終わります。まとめてレス、お許し下さい。5月18日。
皆さまからのお心づくしのメッセージをいただき、あらためて、みずから「果報者だなぁ」とありがたくまさに「もったいない」ことです。皆さまとのおつきあいをいただき、義のある人生を社会にささげたいという思いで66年間必死に働き続けました。私の心の中にはいつも、戦後の貧しさの中で、当時としては不治の病でもあった結核にむしばまれ、自らの命を削りながら、三人の子どもを産み育ててくれた埼玉の母の農婦魂が活きています。
今、琵琶湖畔のスポーツ大学に学ぶ若い人たちの未来にむけて「人間力」をいかに育むことができるのか、今日も教職員の皆さんと夜遅くまで議論をしてきました。またびっくりプレゼントやケーキもいただき、子ども心が戻った気分です(微笑)。
今朝の琵琶湖畔は波も穏やかで、橋板から小バケツに水を汲み、顔を洗い、湖水をコップ一杯、喉越しさわやかにいただき、幸せな朝でした。縄文・弥生の時代から、こうして琵琶湖原人は湖の恵みとともに暮らしてきたのだろう、と歴史イメージを描き、心が豊かになります。
遠方には霊峰比叡山の山並み。ご本尊の薬師如来さまは、天台薬師の池である琵琶湖を、はるか西方からのぞみ見ておられるでしょう。手前の比良山系、蓬莱山は今日も変わらぬ威厳ある姿をすっくと立ち上がらせています。山のかたまりはまさに水のかたまり。比良の山から、湖底深く湧水を送りこんでくれる。水の流れが目に見えるようです。
比良山系のむこう側の若狭湾岸の原発群に異変が起こりませんようにと、ひたすら薬師如来にお祈りする毎日でもあります。
浜辺では、ピンクに真っ白の筋を際立たせたハマヒルガオが咲き始めました。ハート形のハマエンドウもコバンソウに負けまいと花房を増やし、コマツヨイグサも浜辺の強風に適応してか、背丈をのばすことなく花をつけ始めました。
こうして明日もあさっても永遠に、びわ湖が私たちの命の源となり、暮らしの色どりとなってくれることを祈りながら、66歳の誕生日をとじるべく筆をおきます。
皆さま、ありがとうございました。