Facebook 2015年12月8日

サッカー日本女子代表監督、佐々木則夫さん、びわこ成蹊スポーツ大学で、客員教授として、特別講義をして下さいました。12月4日。(長いです)。

海外での大会の帰国直後、びわスポ大学の学生にむけての講演におこしいただきました。講義前日には、カナダで戦った代表チームのサイン入りTシャツをいただき感動。学長室に飾りました!

サッカー日本女子代表は、2011年ドイツワールド杯、2012年ロンドン五輪、2015年カナダワールド杯と、日本ではメジャースポーツではなかった女子サッカーが、世界3大会で大きな飛躍を果たしました。

今回の講義では、なぜ小さくて軽い日本女性が成果を出したのか、まず4点指摘なさいました。

一点目は、繰り返し練習ができる日本女性の特性を活かした「根気強い」サッカー。目配り・気配りなど協調性がすばらしく、切り替えがはやい、ボールを持っていないときの資質が高いという点。

二点目は、「集団的知性のサッカー」。ベースの部分、試合をやるまでの指導は、指導者が担当するが、試合が始まったら選手達が考え、判断をする。ベースを基に自分たちで考える。

三点目は、「健康的な活動」。スタッフ間の連携とプレーヤーズファーストの意識。テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、運営スタッフが深いコミュニケーションと活動運営を果たした。

四点目は、「ビジョンがあること」。世界のプレイヤーになる!というビジョンの下、女子サッカーに関わるすべての人びとが進行する3つの目標を設定。

1. サッカーを日本女性のメジャースポーツにする
2. 代表チームジャパンを世界のトップクラスにする
3. 世界基準の「個」を育成する

さらに日本代表としての心がまえ、伸ばしたい心としては、次の4点を指摘くださいました。

(1)★向上心:ひたむきさとは、できると信じる心。ミスを恐れない、失敗を引きずらない。欧米へ、更なる志。

(2)★忠誠心:目標は選手が決める、仲間を支える、仲間が支える。

(3)★好奇心:なりたい自分に近づく、世界のサッカーや、男子サッカーから学ぶ。

(4)★自尊心:自分らしさ、長所に自身を持つ、追いこまれた状況でのたくましさと、マインドコントロール。戦いの後のコメントに込められた思い。

講義の後には、今年関西一部リーグに勝ち進んだ女子チームと記念写真。皆、感動の出会いに、次への英気をいただきました。

また講義の前日には、カナダ大会の選手ご一同がサインなさったTシャツをいただきました。

佐々木監督、ご多忙のところ、びわスポ大学までおこしいただき、ありがとうございました!

 

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