リオ・オリンピックに地元高島市の琵琶湖育ちでびわこ成蹊スポーツ大学の大学院生の伊勢田愛(めぐみ)さんが、セーリング競技で日本代表として参加されます。7月5日には高島市で、7月15日には、びわこ成蹊スポーツ大学で壮行会を開催することになり、そのための共同記者発表を、伊勢田さんのご自宅前の近江白浜で行いました。あわせて、愛さんのように可愛らしい咲き始めたカワラナナデシコの写真も紹介します。6月23日。
伊勢田愛さん応援のオリジナル「高島扇子」が今日仕上がりました。金メダルを意識して金色でまとめました。滋賀県名産の比叡ゆばも、愛さんのメッセージ入りで完成。愛ちゃんデザインはびわスポ大卒業生の渥美優希さんの作品です。愛ちゃんグッズを揃えての記者会見。心配した雨雲もどこかへ流れ去り、梅雨の合間の青空、爽やかな浜辺です。
お父さまの伊勢田稔さんは水上スポーツ指導のプロで、びわスポ大の水辺実習で講師を務めて下さり、10年以上のお付き合いがありました。お父さんの愛さん紹介は意外でした。琵琶湖畔で生まれ育ち、ウインドショップを経営するお父さんの仕事を見ながら幼い時から琵琶湖に入り、水に親しんだということ。ただ、お父さまの直接指導ではなく、大学入学後にクラブ活動の先輩から基本技術などを学んだということ。
今回は、高島市では地元の若い人たち(梅村淳さん、奥村健太さん、岸田洋さん)が実行委員会をつくり、壮行会を開催してくれることになりました。地元の青柳小学校で、愛さんのお兄さんたちと同級で少年サッカーなどの仲間であった、ということ。
大阪育ちで、高島市にとってはどちらかというよそものでなかなか地元になじめなかった伊勢田さんですが、子どもたちを介して地元とつながったということ、今日も話をしておられました。確かに小学校時代のつながりがこうして20年後に、若い人たちの実行委員会結成につながったこと、地域の縁(えにし)の蘇りがうれしいです。
今回の高島市、びわスポ大学の共同行動には、県議会議員の清水鉄次さん、高島市商工会の福田久司会長などのご尽力がありました。またびわスポ大では、鳥羽副学長、松井スポーツ開発支援センター事務課長、宇野総合企画部長代理などの皆さんの協力があったからこそです。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございます。
今日の琵琶湖畔、我が家の前。蓬莱山からの雲は、西側、若狭湾岸からゆったり、まったり流れています。対岸の沖島、近江八幡の山やまも、今日はくっきりと水上に姿をあらわしています。琵琶湖畔の野生固有種のカワラナデシコとネジバナが咲き始めました。琵琶湖畔には、人の命、生き物の命、そしてアスリートの命が輝いています。
今日、北朝鮮がミサイルを発射しました。日本の原発はミサイルには無防備だ、とアメリカからも警鐘をならされています。このような平穏な日々をいつまでも守っていきたい、という思い、じわじわと広めていきたいものです。