Facebook 2016年7月6日

女子セーリング・リオ・オリンピック日本代表・伊勢田愛(めぐみ)さん壮行会。びわこ成蹊スポーツ大学の大学院生でもある愛さん。地元高島市から、特製の高島扇子で熱い熱い応援の風を送りました!(また長いです:微笑)。

7月5日、高島市内で開かれた女子セーリング競技のリオ・オリンピック日本代表・伊勢田愛さんの壮行会に参加、乾杯の音頭をとらせてもらいました。琵琶湖の水で産湯を使い、琵琶湖の風に寄り添ってまさに「水の精」の如くまっすぐに育ってこられた愛さん。

お父さまの伊勢田稔さんは水上スポーツ指導のプロで、びわスポ大の水辺実習で講師を務めて下さり、10年以上のお付き合いがありました。今日はふたりのお兄さまが、愛さんの選手生活を語ってくださいました。大学時代はメダルが部屋いっぱいになるほどの成績をあげながら、世界の舞台へ出ると、負けパターンばかり。そんな挫折の日々を、兄さんたちが受け止めて、励まし続けてくれたようです。

ゼロ歳から、三人とも地元安曇川町の「はこ舟保育園」で育ったという仲良し三人兄妹。今日は、「はこ舟保育園」の保母さんたちもそろってご参加くださいました。水遊びや木登りなど活発なお兄さんたちを追いかけながら、逆にお兄さんたちが愛さんの動きに振り回されるほどの元気なお子さんだったようです。

そういえば、昨日壮行会で出会ったバドミントンの数野選手は三人兄弟の末っ子、早川選手は四人兄弟の末っ子、いずれもバドミントンに興じる兄や姉をおいかけて練習を積んだと言う。愛さんも、運動神経抜群のお兄さんたちの影響が大きかったのかもしれません。もちろんその背景には、ウインドショップを経営するお父さん・お母さんの見えざる影響もあったでしょう。

応援のオリジナル「高島扇子」は金メダルを意識して金色でまとめました。滋賀県名産の比叡ゆばも、愛さんのメッセージ入りで完成。愛ちゃんデザインはびわスポ大卒業生の大槻優希さんの作品。愛ちゃんグッズを揃えての壮行会。今日は湯葉を提供くださった比叡ゆばの八木社長とお嬢さまもご大津から駆け付けて下さいました。

今日の壮行会の趣向は、実行委員会の地元の若い人たち(梅村淳さん、奥村健太さん、岸田洋さん)らしく、形式ばらず、ステキな進行。幼い子どもさんから、老齢の地元経済界の人たちまで、まさに老若男女が、保育園時代、小学校時代など、地域のつながりの糸を手繰り寄せて参加下さいました。

大阪育ちで、高島市にとってはどちらかというよそもので地元にはなじみにくかったという伊勢田さんですが、今日も、子どもさんたちを介して地元とつながったということ、話をしておられました。愛さんとお兄さんの小学校時代のつながりがこうして20年後に、若い人たちの実行委員会結成につながったこと、「地域の縁(えにし)の蘇り(よみがえり) 」がうれしいです。

今回の高島市・びわスポ大学の共同企画には、滋賀県議会議員の清水鉄次さん、高島市商工会の福田久司会長などのご尽力がありました。多彩な方たちの応援団があればこそ、愛さんは大きな力をもらったことでしょう。

オリンピックの行き帰りに身につける紺色のブレザー、入場式での赤いブレザー、スカーフはもちろん、ボタンまでオリンピックマークが刻まれ、印象深いデザインとなっております。存在感あるセールとともに、会場に飾ってくださいました。

壮行会の最後には、「ゆず」の「栄光の架橋(かけはし)」を皆で合唱しました。愛さんのウインド競技の光景に、歌詞を刻み込んだ映像。東京でのオリンピック壮行会で披露されたゆずの歌をまねたわけではなく、逆に、高島の実行委員会が独自に決めた歌はまさに今の愛さんの思いにぴったり寄り添っていたようです。ご本人も大声で歌っておられました。

♪誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
・・・・・・とはじまり、そして最後に
♪いくつもの日々を超えて 辿り着いた今がある
♪だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと
♪終わらないその旅へと 君の心へ続く架橋へと

「栄光の架橋」への道を歩む愛さんに、会場いっぱいの皆さんが、手と手をあわせ、人垣の花道をつくり送り出しました!

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