熊本市内で、『ダムで命を守れるか? 気候危機を考える県民集会』というシンポジウムが開催され、元熊本県知事の潮谷義子さんの講演、弁護士の松野信夫さんとディスカッションに参加。潮谷さんの講演は「県政は未来の子どもたちからの預かりもの」という意識で、2000年に熊本県知事に就任してから、川辺川ダム問題についての住民対話の会議を開催し、2003年の利水訴訟勝利などを勝ち取る支援を行ったことなど、心を込めてわかりやすく語ってくださいました。多くの方が深く共感しておられました。1月24日。

私は、地域での水害による溺死者調査をやってきた経験に照らして、国土交通省が解説するダムによる命を救う効果に、社会的事実として嘘が多いことに何度も直面して,自分が知事職に挑戦するしかないという覚悟で知事選挙に挑戦した経緯や、琵琶湖淀川の京都府と大阪府の下流知事との連携など語らせていただき、後半には、ダムの費用対効果が、1、0以下でも、残事業が1.0以上あれば事業継続という国土交通省の官僚がきめている技術指針のおかしさを指摘し、税金の無駄遣いをただす政策が必要と訴えました。

各地域からの報告もあり、人吉市の木本雅己さんからは、2020年7月4日の球磨川水害では人吉市内の20人の溺死者の原因は球磨川本流からの氾濫ではなく、山田川、万江川、御溝川など、上流から市内に流れ込む支川流が原因であること、また川辺川が球磨川に合流する地点でのくまがわ鉄道第四橋梁に大量の放置された材木がひっかかりできた人為ダムの破裂による鉄砲水で球磨川本線氾濫が起きたことも詳しく説明くださいました。上のこと、いずれも国土交通省も熊本県も認めようとしません。

会場参加者は210名ということ、これだけ地味なテーマでも会場いっぱいの参加者に驚きました。
主催者の皆さん、丁寧な準備と広報、ご苦労さまでした,ありがとうございました。

なお会場では先日発売された『つり人 3月号』も委託販売していただきました。
「水害、ダム問題に挑む女性たち-球磨川ものがたり」の主人公の平野みきさんも会場で参加くださいました。
午前中は、雨模様の中、緒方雅子さん母子に案内してもらって、球磨川中流の瀬戸石ダムによる水位上昇影響で、昭和30年代以降、自宅の水害に10回以上直面して困った、その現場を案内してもらいました。今は実家は取り壊されていますが、ここまで水がついた!という高さに改めて驚きました。緒方さん母子のものがたりは『つり人』次号に掲載させていただきます。
日本維新の党が掲げている「政府効率化」という政策の一環として公共事業の財政的精査も取りこんでいきたいです。


