12月11日、臨時国会が大詰め段階です。12月3日に参議院決算本会議での登壇、12月4日の超党派の議員連盟「公共事業チェックとグリーンインフラを進める会」での、熊本県川辺川ダム問題の現場から木本雅己さん、木本千尋さん、長崎県石木ダム問題の現場から岩下和雄さん、またダム問題専門家として宮本博司さんをお迎えして、国土交通省担当者への公開質問の場としました。また12月9日には「公共事業チェックとグリーンインフラを進める会」として、東京都杉並区善福寺川地下遊水池問題と、これも同じく東京都の外環状線道路建設問題について、それぞれ当事者の運動団体の皆さんから、国土交通省担当者への公開質問の場としました。両方の会議とも、「公共事業チェック市民の会」との共同開催でした。
いずれの会議でも、公共事業の「費用便益効果」の計算の仕方が問題となりました。便益を大きく見積もり、費用を小さく見積もる、という方向が行政側に強くみられ、そこを納税者として国民としてどのようにただしていくのか、ということが大きなポイントとなりました。特に河川流域での生態系破壊、環境破壊、人びとの幸せ度の減退、健康被害、などマイナス要因を確実に金銭化してコストに組み入れていく方法を提案できるよう、私たちも準備をしていきたいと思います。そして今後、財務省が責任をもって運営していくという「租税特別措置・補助金見直し」の政府効率化政策に政治家として提案できるよう、準備をしていきたいと思います。
ちょっと長いですが(15分ほど)、12月3日の参議院決算本会議での動画、アップさせていただきます。お時間が取れる方はおつきあいくださいませ。