Facebook 令和7年10月31日 ノーベル賞受賞教授からの講演

10月30日、「ノーベル賞受賞教授からの講演」を伺いました。ノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学特任教授の坂口志文さま、ノーベル化学賞を受賞した京都大学特別教授の北川進さまより、それぞれの講演をじっくり伺いました。坂口さんは「制御性T細胞:新しい免疫治療にむけて」、北川さんは「空にして満つ“無用の用”の化学」というタイトルでした。それぞれの研究の内容について、すでに新聞やTVなどでも広報されていますので、その部分は割愛させていただきます。お二人とも、最後の結論は共通していました。私自身も、京大の山極壽一総長時代に経営委員をしていた経験から「運営費交付金の年々の減少」「任期付き期間限定研究者」の問題について質問させていただきます。
前半3枚は坂口さんの資料、
① 「科研費など世界と戦う研究費が不十分・優秀な人材確保が困難」
② 「大阪大学・京都大学の独自の特色・強みを生かした学術研究の推進(今回のノーベル賞につながっている)」
③ 「日本の論文数はG6諸国内での競争力は、急速に低下、理工系は5割減少」
後半3枚は北川さんの資料、
① 「基礎/学術研究と「伏流」を支える長期的支援」
② 「支援があるから、創造が花ひらく:庭師と研究者」
③ 「今後の科学技術政策への期待:無用の用/伏流性、研究支援体制の強化」
今、日本維新の会は、自民党とともに、高校授業料無償化、給食無償化、将来的に大学・専門学校の授業料支援の強化を進めています。金子道仁文科部会長は、講演会後の記者会見で「興味を持続できるシステムが求められるとのご指摘、全く同感である。生徒・学生が好きなことや得意なことを自分から一生懸命に勉強し、伸ばしていける環境づくりを推進していくために、我々は無償化を含む高校教育の支援充実を与党として責任もっておこなっていく」と述べました。
私自身、集会が終わってから、坂口さんに、長浜市旧びわ町での子ども時代のこと、昨年亡くなられたお母さんのことなど伺いました。「母も長寿で、ノーベル賞を待っていてくれたけど、間に合いませんでした」と言っておられました。今後、地元でも子どもたちに話をしてくださる場をもってくださるようです。ありがたいことです。
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