Facebook 令和7年10月20日 滋賀県高島市で「栃ノ木祭り」

10月19日(日)滋賀県高島市朽木針畑で、「第14回栃ノ木祭り」(巨木と水源の郷をまもる会主催)に参加。あいにくの雨降りで朝のトチノキ巨木訪問はキャンセルとなりましたが、昼から、地元針畑の「ハルヤバンド」ファミリーの野外コンサート、トチモチつき、地元産の手作り野菜、鯖寿司などの地元名産品の販売店も出店いただきました。何よりも今回14回を迎えることができたトチノキつながりを、15年前に最初にタネをまいてくれた現在の高島市長、今城克啓(かつのぶ )さんと、トチノキ学ネットワークの湯本貴和代表、飯田義彦事務局長、手代木巧基理事、藤本太郎理事、そして核となる小松明美さん、トチノキ巨木保全に縁の深い人たちが一同に会した会合でした。この出会いをご準備いただいた皆さんに感謝です。10月19日。
小松明美代表の挨拶ではじまった栃ノ木まつり。針畑が大好きで、家族ぐるみで住み着いた藤村ファミリー。4人の子どもさんがこの場で育ち、針畑大好きのオリジナルな歌を披露くださいました。そこに地元生まれ、地元大好きの「タネからプロジェクト」の清水美里さんがホルン演奏で参加。歌詞をまた紹介させてもらいます。トチもちの餅つきは、トチノミ拾いから水晒し、乾燥、広葉樹の灰でのあく抜きなど、気が遠くなる程の手間ひまかけたご馳走です。河村さんはじめ皆さん,ありがとうございます。餅つきは、子ども時代、埼玉の実家で餅つきに関わった思い出を胸に杵を振らせていただきました。
15年前、2010年8月上旬でした。私が滋賀県知事現職の時代、当時の滋賀県林業職の今城さんから、「高島市朽木でトチノキ巨木が、民間業者により何本も伐採されている!」という報告を携帯電話で受けました。トチノキの水源保全機能、縄文時代以降、日本に米が入る前の主食、あるいは救荒作物としてのトチノミの重要性を民俗学的に学び知っていた私としては、何としても伐採を阻止できないか、と林業職員のトップに交渉しました。
しかし「スギ、ヒノキ以外、林業としては関心がない」と言われ、自然保護課に、林業職で自然保護に関心のある水田有夏志さんを自然保護課長に任命し、トチノキ保全が、滋賀県としてはじまりました。2011年です。水田課長の元、今城さんは担当として滋賀県全域の山歩きをして、トチノキの分布データを蓄積し、2014年以降の長浜市のトチノキ保全の基礎データも作成くださいました。トチノキ業者が購入したという木之本町の個人の家に、何度もなんども一緒に足を運び、売買契約が法的に根拠曖昧という事が、大津地裁、大阪高裁まで裁判沙汰となり、結果的には和解となり、日本熊森協会など自然愛好の皆さんの寄付を元に、湖北長浜のトチノキ伐採を阻止できました。
長話でした。朽木のトチノキについては、飯田さん、手代木さんたちが、緻密な科学的調査をしてくださり、出版してくれています。
滋賀から東京にトンボ帰りで、国政の現場に戻り、明日10月20日には、自民党と日本維新の会の政策連携について、両院議員総会があります。明日の日本維新の会と自民党の政権連携について、私自身、覚悟の意思決定を行います。詳しくは明日、報告します。
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