① 滋賀国スポ大会は、2013年に誘致を決めて以降、まる12年に及ぶ準部作業に力を注いでくださった行政、スポ―ツ団体、そして開催にあたってのボランティアの皆さまに深く感謝申し上げます。そして全力を尽くして好成績をあげてくださった選手の皆さまに感謝です。閉会式では、佳子親王さまが、総合優勝の滋賀県代表にトロフィーをお渡しし、空にはブルーインパルスの飛行。滋賀県知事から来年開催の青森県知事に国体の旗を渡し、全国からの選手団をお送りして、無事国スポの前半の大役を果たしました。10月26日からの障スポ大会まであと少し、最後までのご尽力をお願いします。


② 智積院は真言宗智山派総本山で全国に3000を超える末寺があります。8日の晋山式には400名もの参加者で、雅楽に導かれてのご入場は荘厳なお姿でした。吉田宏晢さんは90歳というご高齢とは思えぬ大変お元気なお声でご本尊の大日如来坐像の前で「弘法大師のご精神を胸に、教学と実践の両面から智山教学のさらなる発展に尽くしたい」と決意を語られました。 吉田さんは東京大大学院でインド哲学を学び、大正大教授などを歴任、本庄市の始祖ともいわれる庄小太郎頼家の供養塔をまつる宥勝寺の住職を務めていただいています。本庄市長の吉田信解さんの御父上でもあられます。



③ 10月8日にノーベル化学賞を受けられた京都大学特別教授の北川進さんの研究は、「多孔性材料」と呼ばれる分子サイズの極めて小さな穴を無数に持つ材料の製作に世界で初めて成功したという。多孔性材料は、狙ったものに合わせて穴の大きさをオーダーメイドで変えることで、窒素や酸素などが混じった気体の中から、必要な気体だけを選んで取り出したり、貯蔵したりできるということで、大変応用分野が広いという。今、問題となっている温暖化でも、空気中のCO2だけを取り出す機器の製作などにも応用できるということです。北川さんも記者会見で、日本の基礎研究の財政的、組織的基盤の強化の必要性を強調しておられました。国政としても頑張る必要があります。


④ 「大阪・関西万博を成功させる議員連盟」は10日、大阪市の万博会場で総会を開いて、会長を務める自民党の森山裕前幹事長は「全ての企画が順調に進み、一つの哲学を持って成功に導かれてきた。万博の成果検証を行った上で、いかにレガシー(遺産)として継承していくか、よく検討してほしい」と呼び掛けました。大阪府の吉村洋文知事は「大阪府としても国、経済界と協力して万博のレガシーを次につなげていきたい」と強調しました。関経連代表の松本正義さんには直接に「万博のレガシーを残せるような博物館やアートの森づくり等の拠点を考えてください」とお伝えしました。 松本さんは「じっくり時間をかけて青写真をつくっていきましょう」とおっしゃっていました。実はこれまで吉村知事、横山市長、松本会長さんに、関西の水源地域からの森づくりの提案をしてきました。同時にアートで経済を元気にする関西の構想も提案してきました。今後も粘り強く提案をしていきます。



10月10日、夕方、国政に大きな動きがありました。公明党が与党からぬける、という通告。まずは首班指名選挙、そして政権のあり方、日本の行方を決める大変大事な時期です。日本社会に本来求められる人材育成、財政の健全性維持など、やるべき方向の議論が進むことを強く期待します。