今年の「イナズマロックフェス」は、例年通りの琵琶湖畔烏丸半島で、来月9月17・18日に開催されます!今日は、9月4日に毎日放送で放映される「イナズマ特番」の収録で西川貴教さん(T.M.Revolution)と烏丸半島で対談。8年間の思い出など思う存分語りあいました。8月10日。(また長いです)。
2009年に第一回がはじまって今年で8回目。2015年には二日間で10万人以上の熱狂的なファンが琵琶湖畔に集結!西日本最大の地元密着型・行政協働型のロックフェスに成長しました。琵琶湖の環境保全と滋賀県の地域振興に貢献したい、という西川さんの郷土愛に根差したフェスですが、何よりも驚くのは参加者の半分以上が関東地方から!しかも7割以上が女性です。
始まりは2008 年の新春対談。滋賀県知事・嘉田が西川貴教さんのかねてからのファンで、また滋賀県生まれであることを西川さんはTVなどで前向きに発信していたことから、初の滋賀県観光大使をお願いするところから始まりました。
西川さんは言われました。滋賀県には人的パワーがいっぱいあるのになかなか発信できていない。自分も高校時代、アーティストとしての思いをぶつける場所や機会が滋賀県内になく、大阪や東京へ出てしまった。今、若い人のエネルギーに火をつけ、滋賀から元気の風を起こそう、と野外フェスを提案くださいました。でも騒音や交通渋滞、ゴミ問題など、地元や行政からうとまれるフェスが多いという。
そこで、開催場所としては、琵琶湖が見えてしかも夕焼けが比叡山に沈む、その光景が美しく、広い芝生広場があり、隣には琵琶湖博物館がある烏丸半島ではいかが、と提案をし、西川さんも気にいってくださり、ここに決めました。
さらに、県が地元草津市と協力をして、地元での交通や騒音などインフラ整備には責任をもつので思いっきり魂をいれこんだフェスを主催してほしいとお願いしました。名前はイナズマ。滋賀県のネームプレートの「滋」は若い人の間で、田舎ものと揶揄されて「ゲジゲジ」と呼ばれていました。それならゲジゲジを逆手にとって、まさにイナズマが光り、風を起こそうとあえて「イナズマ」と名付けられました。1年以上の準備期間をへて2009年の9月19・20日に第一回を開催。
毎回オープンニング宣言、初日は滋賀県知事、二日目は草津市長というまさに行政とアーティストが協働するフェス。県は全国からの来客に、滋賀のおいしいものを提供し、「ついで旅」も楽しんでもらおうと「おいで―な滋賀」観光キャンペーンも発信。TVで有名になった「サラダパン」も並びます。初年度1000個はあっという間に売り切れ。昨年は6000個提供したけれど、すぐに売り切れたという。
食の企画はその後地元の皆さんの努力でいろいろに展開。イナズマカレーや、イナズマキャラメルなども登場。西川さん身がわりのターボ君キャラクターが地元の農業高校生と田植えをして米を育て、それで「イナズマカレー」をつくり、今年は、琵琶湖の外来魚として困っている「ライギョ」の白身魚を食べつくして減らそう、とライギョ利用の「フィッシュバーガー」も登場するという!今日、試食しましたが、さっぱりした白身でおいしかったです。
食と旅の企画に加えて、地元での環境保全活動などのグループもブースやテントなどを出し、また子ども参加の舞台などもつくり、家族全員で一日楽しめる、まさに県民参加のイベントに成長しました。
まだ入場券は入手可能です。今年も9月中旬の土日には、烏丸半島のイナズマロックフェスを楽しみましょう!
時間の余裕があったら、リニューアルオープンしたばかりの琵琶湖博物館へも是非ともお越しください!イナズマ会場のすぐ隣です!