「周航するびわ湖音楽祭」企画構想を記者会見で発表。琵琶湖辺の6つの地域をつないで、加藤登紀子さんがプロデュースする企画、特に2018年は雄松崎がある旧志賀町で「第2回びわ湖音楽祭」を開催。合わせて「第1回びわ湖音楽祭」「住民参加のなぞり周航」の報告書の完成と販売方法も報告。12月5日。(また長いです)
1917年に今津で生まれた「琵琶湖周航の歌」が2017年で開示100周年を迎えた。この歌をつくった先人への感謝を込め、この歌を次の世代につなぎ、琵琶湖の環境保全への関心を高めてもらうために2017年6月24日から27日まで3泊4日で京大ボート部OBによる「なぞり周航」と「住民参加のなぞり周航」を実行。6月30日に大津市のびわ湖ホールで「第1回びわ湖音楽祭」開催。両方まとめた活動報告書(50頁)を仕上げました。ご希望の方は、印刷協力費500円と郵送用の切手をいれて下記までお申しこみ下さい。(520-0531 大津市水明1-7-2 琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会宛て)
報告書での圧巻は「なぞり周航」に参加をした京大OBの皆さんの感想文とともに、主催者座談会を「今だから言える・・本音トーク」です。というのも、周航する側にとっては地元からの参加はある意味迷惑です。安全管理やスケジュール管理もあります。そこをどうやって乗り越えてきたのか、かなり本音を語らせていただき、これまで直接にコンタクトが少なかったスポーツと音楽をつなぐヒントもいただきました。
また「第2回びわ湖音楽祭」は、琵琶湖周航の歌に出ている雄松崎(近江舞子)二番にちなんで、大津市北部の堅田・和邇から比良・近江舞子地域で、2018年春から初夏に開催します。既存の文化センターを中心にショッピングモールなどの街中に加えて、琵琶湖の4月から5月の春の水辺はまさに芭蕉が言う「ゆく春を近江の人と惜しみけり」の心情が似合う自然の舞台でもあります。ここで水上スポーツを楽しみながら、びわ湖風景が生み出す抒情性も楽しむ「浜辺・街中音楽祭」とします。
まず中心企画としては、2018年5月20日(日)に和邇文化センターで加藤登紀子さんがプロデュースする音楽祭を開催します。内容はまだ企画段階ですが、文化センターでは地元の中学生・高校生などの若い世代が参加し、加藤登紀子さん自身の熱唱や地元音楽ユニット~Lefa~の歌声も聴ける内容とする計画です。
また「浜辺・街中音楽祭」としては、具体的には①堅田駅周辺の商業施設などを活用した~Lefa~と高校生軽音楽の連携演奏、②和邇浜BSCでの「子どもカヤック体験」と「英語による琵琶湖周航の歌」の学びをつなぐ「琵琶湖サンライズツアー」、③和邇浜から近江舞子までの14基の「橋板」(湖辺の洗い場)をカヤックや自転車でツアーしながら、まとめの音楽祭を地元音楽家関島秀樹さんが開催、関島さんのオリジナルソング「橋板の歌」などを披露、④滋賀県ならでの障害者芸術の発信の場を琵琶湖辺ですすめるイベント、⑤地元在住の音楽家が、地元の浜辺や寺社仏閣などで行う独自コンサート、などを計画していきます。
また、びわ湖ホールや米原の文化芸術会館を運営する「びわ湖芸術文化財団」が県下各地で開催する「近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018」とも連携をして、理念発信や広報、チケット販売などでの協力を行います。企画母体は今年度発足した「琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会」(嘉田が代表)を2018年向けにメンバーをかえて、実行組織とします。
2018年2月下旬までにはプログラムを決定し、チケット販売にもはいります。その時にはお知らせをさせていただきます。ご関心を持ち続けていただけたらありがたいです。