Facebook 2025年5月30日 「子どもの貧困対策推進議員連盟」現場訪問と意見交換

5月26日(月)に、国会超党派の議員による「子どもの貧困対策推進議員連盟」として、滋賀県、大津市、尼崎市、大阪市の子どもの貧困対策について7ケ所で現場訪問と意見交換を行いました。いずれの組織も現場も必死に貧困や虐待、孤独に苦しむ子どもたちの問題に対策をたてて、精魂こめて改善をめざして活動してくれていました。それは大変ありがたいことです。しかし、私自身には、なぜ子どもたちが貧困に陥るのか、その社会問題の上流の構造問題への気づきと対応が欠けているように思えました。それは家族法や雇用政策を担う国政の責任で、逆に私たち自身に問われる問題でもあります。それぞれの場所で、日本の子どもたちが置かれている、親の離婚や貧困に直面した時の家族のあり方を決める民法の問題や女性の雇用関係での差別を指摘しました。「上流の改善なしには下流にはどんどん問題が溢れてくる」。そう「上下流連携問題」です。国、県、市区町村、そして民間NPOとつないでいくことが重要です。これって水害をめぐる上下流問題、流域治水、ともつながる?その悩みもふくめて写真中心に報告いたします。5月30日。(1200文字です)。
① 滋賀県三日月滋賀県知事、全国知事会の子育て問題の責任者と面会し、子どもの貧困解消に向けた滋賀県での条例制定や市町連携等の意見交換。滋賀県庁で記者会見。
② 大津市「子どもソーシャルワークセンター」で代表の幸重忠孝さんに建物内を案内していただき、子どもたちの具体的な生活の場での発見の重要性を指摘していただく。
③ 兵庫県尼崎市で、ユースセンターなど、包括的な施設現場をみせていただきながら、困難な子どもが多い尼崎市での先駆的活動に感動。市全体の方向が見えました。
④ NPO法人、[Learning for All]の現場を訪問。個別の子どもたちが親の離婚や虐待に悩んできた背景を伺い、子どもたちの暮らし力の支援の場をみせていただく。
⑤ 大阪ミナミでの「ぐり下」などに集まる若者支援の認定NPO法人「D×P」のユースセンター訪問。無料の食事提供、食べることの重要性を改めて発見。
⑥ NPO法人「西成チャイルド・ケア・センター」での子ども食堂訪問。ここでも食が原点。つながりの家の主人、川島さんのエプロンにはノリ袋が隠れている!
⑦ 大阪公立大学山野則子教授との意見交換会。学校でのすべての子どもの生活状態をスクリーニングする仕組みの重要性を指摘していただく。自治体での活動が必要。
お世話いただいた「公益財団法人あすのば」の小河さん、「公益財団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の田代さん、いろいろなご準備からご案内、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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