Facebook 2016年8月19日

熊本地震の本震 「4月16日」から約4ケ月、びわこ成蹊スポーツ大学学生の「スポーツボランティア実習」の現場訪問。とんぼ返りでしたが、スポーツ大学の学生らしい、頼もしい支援活動を見てきました。8月19日(長いです)^_^

6泊7日の長丁場、宿泊は地元の蓮華院誕生寺さんのご協力で、お寺の宿坊で寝泊まり・半自炊をしながら、被災地地元の小学生のスポーツ活動や学習支援、そして倒壊地域での瓦礫処理などのボランティア活動にあたります。

被災現場を昨日、学生と下見した田中忍先生によると「倒壊した家と、していない家が混在していてなんとも言えない気持ちになった」ということ。田中さんからの写真も紹介します。私は今回時間的都合がつかず、最も被害が集中する益城町には伺えませんでした。

熊本市内、街中はところどころにブルーシートの屋根が残りますが、だいぶ平穏さを取り戻しているようですが、田中さんの報告通り、被災中心部では倒壊家屋の手当てはまだまだ進んでいません。「熊本日日新聞」の今日の一面トップ記事は、避難所の縮小の問題。今なお約1200人の人たちが避難所暮らし。自宅再建がメド立たず、行政支援の必要性を訴えていました。

今日は学生の支援活動初日で、被災地の西原村の小学生をプールに招いてのレクリエーション活動支援と、宿坊での学習支援の二つのグループを訪問。熊本では各地のプールがまだつかえない状態で、何気ない日常的な水遊びが子どもたちには人気だったようです。

学生たちは、のびのびと水遊びに興じる子どもたちとすぐに仲良くなり、子どもたちにとっては頼もしい、やさしいお兄ちゃん、お姉ちゃんに早変わり。大学内で見ていると自覚しにくいですが、スポ大の学生の体格、素早い身のこなし方、また見知らぬ人とすぐに仲良くできる親和性は、関係の人たちからもお褒めの言葉をいただきました。

なお熊本市内南部の親戚の家も訪問しましたが、幸い自宅は、庭が液状化して砂が吹いた位の被害だったということですが、何よりも水道が止まり、水が長いあいだ使えなくて困ったということ。近所で海苔養殖をしている漁家があり、そこの井戸水をいただき、飲み水から料理、トイレなどに使わせてもらったということ。改めて水道プラス地域の水が存在することのありがたさが身にしみた、ということでした。

明日以降の学生さんの被災地現場での活動に期待ですが、ともかく暑い!37度をこえる極暑のなかでの野外活動です。引率教職員の山田さん、田中さん、新宅さん、松井さん、ご苦労さまですがよろしくお願いいたします。

私は明日、びわこ成蹊スポーツ大学でのオープンキャンパスです。日々、日本中が盛り上がっているリオオリンピックに合わせ、スポ大でのオリンピック経験者(コーチ、トレーナー、心理カウンセラー等)のトークセッションが計画されています。高校生だけでなく、大学に興味を持ってくださる皆さんへも「オープン」です。お時間がありましたらお運び下さい!

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