Facebook 2025年5月3日 滋賀県内はお祭り日和

5月3日、滋賀県内はお祭り日和です。岡屋きょうすけさんを昔からのお知り合いに出会い、紹介できたらと思い、ふたつの祭りを訪問しました。日野町の日野祭りと草津市のサンヤレ祭りです。5月3日、写真中心に紹介させてもらいます。(800文字)。
日野祭りは850年以上の伝統を誇る湖東地域最大の春まつりです。日野町にある「馬見岡綿向神社」(うまみおかわたむきじんじゃ)では、各町内で維持してきた16基の曳山(ひきやま)が綿向神社に集合して見事な光景です。今回は14基の曳山が神社境内に集まり、中には大阪関西万博のミャクミャク君の模型も登場。神輿もお旅所まで練り歩きます。お知り合いの山本さんのところで、日野祭りならではの「タイ素麺」をご馳走になりました。手作りの日野菜のお漬物とワラビのたいたん、もおいしかったです。また近江商人館、山中正吉邸も開放され、佐敷窓から道行くおちごさん行列など見せてもらいました。
これらの曳山づくりの原資は、日野商人の活躍によります。江戸時代の日野商人の活躍場所は北関東中心で、私の出身地の本庄市にも、酒屋さんや呉服屋さんで日野出身の方が商売をしておられました。また秩父市では、矢尾百貨店が有名ですが、矢尾家の醸造の伝統は今も「秩父錦」として引き継がれています。矢尾家は秩父銘仙など、地元産業の活性化にも大きく貢献してきました。
午後は、草津市のサンヤレ踊りの中でも、片岡町を訪問させていただきました。3年前にユネスコの無形文化遺産に「風流踊(ふりゅうおどり)」として、登録された近江湖南のサンヤレ踊りの一部です。草津市内の7地域(矢倉、下笠、片岡、長束、志那、吉田、志那中)の集落で、太古や鉦、ササラ、摺鉦、などの打楽器を中心とした踊りです。リズミカルで、囃子歌に「サンヤレ」といううたがあることから、こう呼ばれています。片岡町の自治会長さんは、最近祭りに参加する子どもが増えてきてありがたいということでした。
先頭に戻る