「かだ由紀子びわ湖畔便り11月30日」。昨日の参議院での石破総理の所信表明演説をきいて、すぐに新幹線に飛び乗り琵琶湖畔の自宅に帰りました。1週間ぶりの琵琶湖、風が強く、水位もさがり、橋板くんもさびしそう。気温は20度、水温は14度とかなり低くなっています。太陽光はしっかりしているので、夏のカワラナデシコもまだまだ元気に花ひらいています。浜辺の柳の大木の紅葉はまだです。今、12月16日に予定されている臨時国会予算委員会の質問準備にかかりました。石破総理に直接質問できるので、総理用の質問を準備します。テーマはみっつ。①「防災庁設置」、②少子化に伴う「母の壁」「父の壁」の突破政策、③「地球沸騰時代の温暖化対策」です。今の時点でのあらあらの筋道、綴ってみます。皆さまご意見よろしくお願いします。11月30日。1300文字です。
2019年に参議院議員に当選してすぐに石破さんのところに会いにいきました。流域治水政策の拡大と、防災庁づくりについて、意見を言わせていただきました。かねてから石破さんが防災庁の必要性を言っておられたので、滋賀県知事時代に展開した防災・減災政策と滋賀県危機管理センター設置の背景について、案内させていただきました。流域治水には全面的に賛成で、昭和34年の伊勢湾台風直後に「危険区域指定」をしたのは、ご自分のお父さんが建設事務次官をしていた時では、と言っておられました。
日本は言うまでもなく災害大国であり、アメリカのFEMAのような組織は国として是非とも必要。滋賀県知事として防災・減災に力をいれ、その中心的施設を計画、建設しました。それが危機管理センターです。大方針は3点。一点目は、自然災害・新型インフル・テロなどすべての危機に対して、滋賀県職員だけでなく、自衛隊、警察、消防、DMAT、災害ボランティア、すべての関係者が一堂に会して意思形成できる空間と情報ネットワークが必須です。2015年に竣工して、新型コロナ対策など、また日常の会合にもおおいに役立っています。
二点目は、「生活防災」という概念をいれこみ、その拠点として、子どもたちから高齢者まですべての県民が、いざ被災しても最低限のTKB(トイレ・食事・ベッド)が確保できるように、たとえば料理可能な「かまどベンチ」の普及もしてきました。「生活防災」で大切なのは、水道や下水道が入る前の飲み水、トイレなど、近代技術に依存しない「昔の暮らしぶり」を日常的に残すことです。水については井戸や湧き水など、「防災水源」の維持もすすめてきました。トイレは可能なら、ポットン便所を残しておくことです。最近はトイレカーの普及もはじまっています。
三点目は、災害時に大事なのは、マスコミと医療福祉との連携です。滋賀県庁のすぐ横に危機管理センターをつくり、NHKを誘致したのも関西でも防災拠点形成を意識してです。あわせて、災害時には、医療福祉拠点との連携も大切です。滋賀県庁の西側にようやく医療福祉拠点ができそうですので、大津市滋賀県庁界隈は、関西の防災拠点になり得ると考えています。JRも近く、湖上の水上交通も近いです。
関西には、兵庫県に「人と未来防災センター」もあります。また大阪・関西万博の跡地も防災庁拠点になり得ると多います。そんな可能性もふくめて、提案をしていきたいと思います。
②少子化に伴う「母の壁」「父の壁」の突破政策、③「地球沸騰時代の温暖化対策」については、次のメッセージで展開します。
「共同親権」出版用の原稿書きも!!あと2割!がんばれ由紀子!