「第8回滋賀県私学振興大会」に参加、挨拶をさせていただきました。滋賀県内には私立中学校6校、私立高校10校あります。それぞれに歴史深い見学の精神のもと、独自の公的な教育活動をしていただいております。ただ、保護者の学納金の負担は大きく、初年度は入学金をふくめると60-80万円ほどがかかります。公的助成がまだまだ不足しています。そのような中での毎年の大会でした。私は自治体以上に国が努力をして、教育無償化をすすめるべきと挨拶をさせていただきました。11月23日。
昨年の12月に小さい政党ですが、「教育無償化を実現する会」を発足させたのは、国としての未来に投資するためには、ドイツやフランス、北欧諸国のように、「高等教育までの無償化」が必要という目的からです。教育無償化は5つの目的があります。①格差是正、②希望の進路選択、③少子化対策、④科学技術振興、⑤経済成長
残念ながら過去30年間、日本の国としての教育投資は5兆円から1割増えたたけです。その間に医療費や防衛費は倍増しています。もちろん、いずれも必要な支出ですが、そのバランスがあまりに悪いのでは、と問題提起をしました。大学の学長をしながら授業料が払えず退学する学生の姿をみて、また京都大学の経営委員として、大学の研究投資も難しく、基礎教育に予算がまわせず、これからノーベル賞などむずかしくなると大学当局も心配している有様もお伝えしました。
この10月に私自身、日本維新の会に参加しましたが、大阪がすすめている高校の授業料無償化や公立大学の無償化などから学びながら、自治体の努力以上に、国全体として方向をつくるべき、と国政で頑張っていることもお伝えしました。