11月8日(金)「きょうされん第47回全国大会inしが」大会の開会式に参加。歓迎の一言メッセージを述べさせていただく。「きょうされん」とは「共同作業所全国連絡会(略称・共作連)として1977年に結成。結成の目的は、成人期の障がい者の要求活動を全国に展開していくための運動母体であり、全国各地の共同作業所づくり運動の経験を深めあってきました。今、全国に2000ケ所近くの組織が参加しているということ、滋賀県での全国大会は今年で5回目ということです。全国から2500名ほどの作業所経営者や利用者が集まられました。会場の草津市YMITアリーナは、やまなみ工房の皆さんが全国からの障がい者アートをかざられ、にぎやかな会場でした。11月8日。
もともと滋賀県は、戦後の戦争孤児や障がい者の暮らしを支援するために、糸賀一雄さんを中心に、滋賀県立の近江学園が昭和23年に発足しました。糸賀一雄さんは池田太郎さんたちと協力をしながら、当時の滋賀県知事に直訴をして、近江学園を県立で発足させました。それ以来70年以上、障害があることをハンディとせず、共同作業所で労働しながら地域活動に参加をする活動をひろげてきました。また芸術の分野では、例えば信楽焼の技術を活用して、信楽焼職人をたくさん育て、同時に焼き物アートの世界、アール・ブリョットも展開してきました。「この子らを世の光を」という糸賀思想は、今日全国からおこしの皆さんも皆ご存じで、今も生きています。今日参加の皆さんとは、誇らしい先人に恥じずに、滋賀県だけでなく全国の活動支援をお約束させていただきました。