11月3日、前米原市長の平尾道雄さんが衆議院選挙に出馬したことで、新たに三つの「玉突き選挙」がはじまりました。ひとつは米原市長選挙です。角田こうや前滋賀県議会議員が市長選挙に出馬したので、滋賀県議会議員の補欠選挙もはじまりました。県議会議員の補欠選挙に中川まさふみ前市議会議員が出馬したため、米原市議会議員が欠員となり、市議会議員選挙もはじまりました。市議会議員補欠選挙には、宮川やすしさん、かわしましんいちさん、藤本あつこさん、杉江秀文さんの4名が立候補しました。11月3日。1500文字(長いです、スミマセン)。
今日は朝から角田こうやさんの市長選挙の出発式の応援にうかがい、また同時に中川まさふみさんの県議会事務所を応援訪問しました。市長選挙は立候補者がひとりしかなく、午後5時には角田こうやさんの無投票当選がきまりました。角田さんは2015年に滋賀県議会議員に立候補し、その時からずっと「チームしが県議団」として一貫して連携・応援してきました。今日の出発式でも伊吹山の災害対策、人口減少下での子育て対策、米原駅周辺の地域振興について、力強く、米原市の未来の方向を語ってくださいました。午後5時には、無投票当選がきまり、お祝いメッセージを送りました。
朝の角田こうや米原市長候補の応援演説では、私はひとつだけ「北陸新幹線敦賀から大阪への延伸ルートは米原経由を国会議員として提言をしたい」と表明しました。小浜・京都ルートは自民党PTで2017年に決定されましたがその決定プロセスが不透明であること、また最新の建設費用は5兆円を超える巨額であり、京都府として3分の1の地元負担金を出す意思があるのかどうか、京都の地下水破壊問題、文化財破壊問題、また大深度地下掘削による搬出土壌の重金属問題など環境問題を解決できるのか。問題山積のルートであり、今後の連結の見通しがあるのかどうか、石川県などからも問題提起されています。
それにくらべて米原ルートは、リニア新幹線を前提とするとリニアが完成した後、今の東海道新幹線は1時間に8本の「のぞみ」がリニアに移動したら、線路の余裕ができること。乗り入れの技術的工夫が担保できたら、安くて早く完成する現実的ルートであること。建設費用の概算は小浜・京都ルートに比べて5分の1以下で、2013年に関西広域連合として、当時の橋下徹大阪府知事、山田啓二京都府知事と、嘉田由紀子滋賀県知事とで、基本方針をだして米原ルートの誘致を国に提案していることを紹介しました。
その時、地元負担金と並行在来線問題は、関西全体として、受益に応じて負担金を分担すること、米原延伸では並行在来線問題は存在しないことを覚書で確認しました。また今年の6月18日には、日本維新の会の馬場代表と教育無償化を実現する会の前原代表が連名で、斎藤国土交通大臣に米原ルートの優位性も提言書をだしたことも紹介しました。
米原ルートの実現は、米原が京阪神と中京地域の結節点となり、湖北の経済振興にも大きく役立ちますし、京阪神の利用者、中京圏の利用者にとっての利便性も高いので、この方向での政治的判断について地元の皆さんのご理解いただきたいと申し上げました。
滋賀県議会議員補欠選挙は中川まさふみさんと山口ひさしさんの争いとなり、市議会議員補欠選挙とあわせて投開票日は11月10日となります。米原市民の皆さん、候補者の政策をしっかりご覧いただき、是非とも投票に行っていただけたらと思います。