Facebook 2024年8月31日 嘉田由紀子びわ湖便り

「嘉田由紀子びわ湖便り8月31日」。のろのろ台風の影響で、皆さん、8月最後の週末いかがおすごしですか?台風による被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げます。この週末まだまだ油断できません。お気をつけください。琵琶湖畔は台風の雨で水位は10センチほど回復して今日はマイナス29センチ。9月1日から台風による洪水を予め受け入れるためマイナス30センチの規定水位にほぼ沿っています。ただ我が北比良では、昨日の強風で橋板くんがひっくりかえって、元に戻すのが大仕事。どうにか運び直して、朝の顔洗いができました。比良浜界隈の便りです。8月31日。(900文字)。
今の時期、アユの産卵期なので、清水小川や比良川の河口部の水温を測りながら、アユ影を求めました。清水小川は水温20度、比良川は21度、少し濁りがはいっています。28度の琵琶湖水温よりかなり低いです。アユの産卵の適温は20度前後。ただ、残念ながらアユ影はみえません。今年のアユの不漁から産卵に期待です。安曇川の人工河川では、例年以上の親魚を放流して人工産卵が始まりました。
そもそも琵琶湖総合開発で、台風時期の水位マイナス30センチが、主に下流京都・大阪の洪水を防ぐために規定されました。琵琶湖は巨大な利水・治水の多目的ダムの役割を果たさせられています。しかしアユやビワマスなど秋の産卵魚には、河川と琵琶湖の水位の維持は必須です。それゆえ琵琶湖総合開発の補償事業としてアユの人工産卵がはじまったのです。
ハギの花が咲き始めました。名残りのカワラナデシコ、種がいっぱい、来年に期待です。
この台風での巣ごもり時間を利用して夏の間、単独親権下で親子分断にあった親子の皆さん30名近くのインタビュー記録50時間分を整理して日本の家族の縁切りを防ぎ、縁つなぎを求める「共同親権」というタイトルの新書出版用の原稿書きです。15万文字、5章からなる新書に盛り込むべきテーマと原稿書きです。参議院に行ってちょうどまる5年、この間に共同親権関係の質問は50回、その記録からも執筆原稿を選んでいきます。大仕事です。
親子分断にあい自殺をしてしまったお父さん、お母さん、子どもに会えず精神を病んでしまったお父さん、お母さん、そしておじぃちゃん、おばぁちゃん、皆さんの苦しみを少しでも緩和できるよう、9月一杯がんばって原稿を仕上げます。
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