8月7日、富山市へ出張、「子ども目線で考える離婚後共同親権」というテーマで、森智雄弁護士とともに、講演と地元議員さんたちとの勉強会に参加しました。主催はNPO団体「おやこハピネス」です。ご準備いただいたみなさん、ありがとうございました。8月8日。
富山市議会議員、魚津市議会議員、福井県議会議員の方たちが参加くださいました。2024年5月17日に国会で、民法改正法案が可決・成立。2年後の施行を目指しています。これまで親の離婚により、父子、母子の縁が切られてしまう「親子縁切り」単独親権制度が、離婚後も両方の親から経済的、精神的支援等を受けながら、子どもの貧困や虐待のリスクを減らし、子どもたちの生活安定と幸せ度を高めようという立法目的から成立した法案です。
しかし、今回の法案では、法曹関係者の役割を強化する点は触れられていますが、具体的に離婚届の9割方を受ける市区町村役所の役割や、地方議会での活動や、保育園、学校現場での対応についてはほとんど何も触れられていません。今回の講演会では、日本の家族制度、特に離婚制度が、毎年20万人もの子どもたちが直面する親の離婚で完全に「無法地帯」に放り出される制度に止まっており、明治以来130年間継承され、国際的にも完全に取り残されている背景を語らせていただきました。
そこで「地方行政に周知したいこと」「地方行政との連携」に焦点を当てて、特に子どもたちに影響が大きい、養育費や親子交流の実効性を高めるために「共同養育計画」づくりを提案しました。また子どもたちが過ごす時間が長い学校や保育園などで、共同親権下の両親とどう対応したらいいのか、具体的なガイドラインづくりを国として進めてほしいと議員さんから提案されました。
国会でももちろん次期臨時国会で扱う予定ですが、その特に、地方議会から問題提起をされたら、そのことを言及しながら、「地域から」「国から」という両方から、「サンドイッチ方式」で前に進めましょうと、提案しました。福井県議会、富山市議会、魚津市議会などから次期議会で声があがること、期待します。
富山県選出の柴田巧参議院議員からお祝い電報をいただきました。ありがとうございました!
今日は琵琶湖花火大会、、、、私は別件があり大津へは行けませんが、大津界隈のみなさん、大花火大会、お楽しみください!!