「教育無償化を実現する会」代表の前原誠司さんの地元、京都市左京区での「第24回左京ふれあい夏まつり」に参加、挨拶をさせていただき、皆さんと交流をさせていただきました。8月4日。(1000文字です)。
前原さんが政治の世界に出られたのは28歳の時、1991年に京都府議会議員になられ、1993年には日本新党公認・新党さきがけ推薦で衆議院議員に立候補して当選。31歳の若さです。それから32年間、京都市左京区を地盤に地域の人たちに愛され、応援をいただき連続当選。ふれあい夏まつりも第24回です!地元後援会が企画、演出をなさり、子どもさんから高齢の方まで二部制でした。
前半の前原さんの講演は、迫力がありました。日本の過去30年の凋落する国際競争力、1991年前後、国際的に1位から38位におちてしまった、その背景は教育投資、人的投資の不足であると分析。それゆえ昨年12月に「教育無償化」を政策の柱に据えて新党をたちあげたその背景を解説。①教育格差の是正、②少子化対策、③国際競争力の回復、④賃金の上昇、の4点を目標として、大学発のベンチャー増大を目指して、スタートアップ企業の育成をひとつの柱として展開。アメリカ、中国、インドなどから出遅れている日本の人的、経済的投資を教育場面から押していくのが政治家としてのまとめの仕事としたいということです。大いに共感をして私たちは共に活動しています。
振り返ってみると、前原さんの過去30年の政策の中で、今に最も影響があるのは、「観光政策」でしょう。特に民主党政権の時代の国土交通大臣として、「ビザの解放」「地方空港への国際便の導入」「羽田空港の国際化」「関空、伊丹、神戸空港の連結と、関空の負債整理」などによりインバウンド人口は600万人から3000万人に増え、京都だけで消費額は1.5兆円になっているという。
確かに、私自身知事になった2006年の直後、中国にインバウンド誘致に行きましたが、ビザ制限などで相手さんも、入国しやすさを要望しておられました。それが2009年以降、大幅に改善され、2010年関西広域連合で他府県の知事といっしょに中国、香港、シンガポールなどの観光誘客に行った時は、すぐに結果がでました。国際化の構造転換はまさに前原さんのリーダーシップが大きかったと思います。
後半で挨拶の時間をいただいたので、教育無償化の政策のひとつに、「日本の子どもたちの幸せ度を高め、生きる力、自己肯定感を高める子育て政策」について、紹介させていただきました。ユニセフの調査で日本の子どもの幸せ感は38ケ国中37位で、特に「家族から愛されていない」という比率が高くなっています。日本の家族の親子分断の源となっている明治以来の民法改正について簡単に紹介。時間もなくあまり踏み込みませんでしたが、人間力の育成も日本の未来の大きな力となります。
屋台での食べ物がそろって、まさに祭り風景で、滋賀県からの参加者も多く、斎藤アレックスさんといっしょに、皆さんに挨拶をさせていただきました。