6月2日、障害福祉サービス事業所「瑞穂(みずほ)」が主催の「みずほ祭り」に伺い、冒頭で挨拶をさせていただきます。地元の自治会関係者や、国会議員、県議会議員、市議会議員、来賓も多く、また利用者さんを柱に、保護者さんやボランティアの皆さんもたくさんこられ、今年31回目となるイベントがにぎやかに開催されました。6月2日(800文字)
瑞穂グループの経営は、「社会福祉法人 美輪湖の家大津」で、1979年に創業された福祉団体の老舗です。糸賀一雄さん、池田太郎さん、田村一二さん、三名の滋賀県の福祉先駆者の志を受け継ぎ、琵琶湖や比叡山の最澄の教えとともに、「自然の営みのなかにある働き」を学び、「生命を大切にする心を育みながら」、大津市内に10ケ所の就労支援や共同生活援助、生活介護、など大変多様な活動を推進していただいております。
中でも「農福連携」で、大地を耕しながら、地元の平和堂に生産した新鮮野菜を提供したり、地元企業とも深いつながりをつくってくれています。
実は「美輪湖の家大津」の理事長は高城一哉(たかしろいっさい)さんで、普段は東近江市の永源寺山中の「茗荷村」にお住まいです。「茗荷村」とは、田村一二さんが書かれた「茗荷村見聞記」(障害者と健常者が助け合って生きる村を描いた小説=1971年刊)に起源があり、感銘を受けた有志たちが高城さんを中心に、1982年に「茗荷村」を開村されました。1981年に琵琶湖研究所に就職した直後、私も茗荷村を訪問し、まさにヤギを飼いながら、し尿を肥料にという自然農法の暮らしを実践している茗荷村に感銘をうけました。
さて、6月2日のみずほまつりは最初に地元の富士見学区オーケストラの学生さんたちの演奏からはじまり、竺正人実行委員長の主催者挨拶で、来賓の人は「趣味を語ってください」というご指示で、いつもかたい話の議員さんも、思いがけずリラックスしたお話に終始しました。私は「趣味は琵琶湖で遊ぶこと」として、朝から琵琶湖の水で顔を洗い、湖水を一杯飲ませていただき、琵琶湖の水神さんの薬師如来にお祈りしてきたことを報告しました。時間不足で茗荷村の高城さんのお話をしませんでした。
雨がぽつぽつふるなかでも、出店や食事などで楽しむ人たちが次つぎと訪問され、大変賑やかな地域祭りでした。天候が不順でご準備いただいた皆さまも大変だったと思いますが、ご尽力いただいた皆さんに感謝です。