高島市で最大のトチノキ巨木、通称「大谷807くん(幹回り807cm)」を訪問、通常国会中の激務を離れて、元気エネルギーをいただきました。主催は「巨木と水源の郷をまもる会」(小松明美代表)。滋賀県や高島市も後援。2013年9月の台風豪雨で林道が崩れ、アプローチが難しくなり、なかなか近づけませんでした。最近林道が修復され、また「まもる会」の皆さんが歩く道をつくってくださり、ようやく会いに行けました。500歳をこえるであろう807くんは、ふりかえってみると室町時代の日本を見守っていたかもしれません。5月26日。(900文字です)。
巨木に刻まれた命の時間にくらべると人間の命ははかないものです。ただ今日はそこに3歳から80歳代まで、まさに世代をつなぐ同行者がたくさん。10年後、私たちシニアメンバーが歩けなくなっても、今日、ここで807くんに出逢ってくれた若い人たちが、「まもる会」をひきついてくれるかもしれません。未来に希望をつないでくれるツアーでした。倒木の下から、ハンミョウなど虫を探す少年、藤つるブランコで遊ぶおばぁちゃん、巨木のウロに戸惑う幼児、などそれぞれの森での発見を楽しみました。
また2017年に亡くなった、滋賀県のトチノキ巨木保全の地元の恩人である伴正男さんのお宅で、5月に亡くなられた奥さまとお二人にお線香をあげさせていただきました。伴さんの家には、2013年春、孫たちをつれていった時の写真が保存されていました。複写をさせていただき、今中学生の孫はまだ3歳、小6の孫は生まれたばかり。元気でお優しかった伴正男さんにお写真の中でお会いでき、11年前がよみがえります。
先週、5月18.19日の「全国トチノキ学ネットワーク」長浜大会についで、二週間続きのトチノキ訪問でした。道づくりや事前準備をなさってくれた「巨木と水源の郷をまもる会」の皆さんに感謝です。希望者には、帰路、「山帰来」で、トチモチのあんころやコーヒーのふるまい。最高の時間でした。お世話いただいた皆さんに深く感謝です。