滋賀県湖北、長浜市旧木之本町に「江北図書館」という、明治末期(1902年)から120年以上続く民間図書館があります。旧余呉町出身の杉野文彌弁護士がひらいた「杉野文庫」を起源として、時代の荒波を乗り越えて、今まで地元の皆さんの手で守りつづけられました。今の建物は昭和12年(1937年)に建設された旧江北銀行の建物で、手入れも行き届き大変風情があります。今日、3月31日は、「いろはにほん箱」古本市がひらかれ、小松さん、川村さんと訪問してきました。またクラファン資金で新生の「Lib+(リブブラス)」という「つるやパン」の新店舗もオープン。本との出会いに+してケーキとコーヒーで一服という新しい楽しみが生まれました。江北図書館再生に力を注いでくださった皆さんと出会えて、とてもうれしかったです。3月31日。(1200文字、また少々長いです)
江北図書館理事長の岩根卓弘さん、久保寺容子館長さん、副理事長の平井和子さん、副理理事長の太田浩司さん、理事の山内美和子さん、堀江昌史さん、植田淳平さんに出会いました。また高時川濁水問題の解決にむけていっしょに活動してきた「すみつなぐ高時川」の子林葉さん、ご両親さま、義理のお兄さまでMBSアナウンサーの西靖さん、絵本作家の山田美津子さん、木之本スティックホールの加藤哲館長、未来政治塾の草津市議の八木良人さん、諸国浪漫の坂ノ下勝幸さん、京大大学院後輩の土屋憧真さん、写真家の辻村耕司さん、滋賀県立大学新入生の田中碧さん、などにも出会いました。
これから木之本の伊香高校には「森林探求科」など、教育の挑戦もはじまります。すでに橋本勘さんたちが活躍中の「長浜森林マッチングセンター」や北川勇夫さんたちの「もりのもり」などの森林保全の住民活動も盛んです。旧西浅井町では山門湿原保全グループも活躍です。湖北の町づくりの元気を象徴するのが西浅井町の「ゲリラ炊飯」のワンスラッシュさん、外から来た女性たちによる「イカハッチン」の子育て中の女性たち。今日の江北図書館再生にもここかしこに彼女らの活躍が埋め込まれていました。
実は、この5月18日と19日に、「第一回全国トチノキ学ネットワーク」(共同代表:湯本貴和さん、子林葉さん)の記念すべき大会が、初日は木之本スティックホールで、モンベル会長の辰野勇さんをお迎えしての記念講演と一般講演、二日目は「余呉・小原コース」「木之本・金居原コース」のエクスカーションもふくめて計画されています。会員以外、申し込みいただければどなたでも参加可能です。
振り返ってみれば、2014年から2018年にかけて、民間業者による木之本町内のトチノキ巨木の伐採危機を、下流部の京阪神からの応援トラストで乗り越え、守られてきた巨木群は、琵琶湖淀川水系全体の宝です。是非とも源流部の地元木之本の皆さんのご参加、ご案内申し上げます。