Facebook 2024年3月25日 長崎県川棚町石木ダム建設地での「清流をまもる 未来をまもる 石木ダム必要ですか」の講演会、無事終わりました。

長崎県川棚町石木ダム建設地での「清流をまもる 未来をまもる 石木ダム必要ですか」の講演会、無事終わりました。地元実行委員会の企画を「公共事業チェックとグリーンインフラを進める会」国会議員連盟が応援させていただきました。少し長いですが、報告させてください。3月24日は川辺川ダム問題をかかえる熊本県へ移動です。3月24日。
まず歌手の加藤登紀子さんからのビデオメッセージ。6年前に加藤さんが直接参加をした1000人集会に言及しながら、今、60年前に計画された多目的ダム建設が本当に必要なのかと問いかけました。災害多発、施設の老朽化、人口減少の中で、未来に何を残すのか、皆で考えていきましょう、と力強く呼びかけてくれました。
実行委員会の井上敏彦さんからは、昨年12月に再発足した国会議員連盟と地元との共同企画であることを説明くださいました。次に、石木ダム建設地の地元こうばるで50年以上前から、ダム反対運動を進めてきた地元代表の、岩下和雄さんが、長崎県が、30年前の住民との「覚書」合意を無視して工事を進めている厳しい状況を、切々と訴えてくれました。
この後、三人の中味の濃い講演でした。まず今本博健京大名誉教授からは「水位計算による川棚川治水への石木ダムの効果」についてです。今の建設計画が1990年のデータで「100年に一度」豪雨のためにダムが必要とされているが、2000年代に河川改修がされ、その効果が考慮されず、2021年8月の100年豪雨では川棚川は氾濫しなかった。石木ダムで守ることができる豪雨タイプはごく一部であり、今後気候変動で100年確率以上の雨が降ったらダムはパンクをしてかえって危険とはっきり断定。ダム計画の見直しを強く訴えました。
宮本博司さんは「ダムで命と清流は守れるのか?」という単刀直入のタイトル。宮本さんはこれまで石木ダム計画は何も知らずに今回改めて川棚川河川計画と石木ダム計画を、国土交通省の専門家として、全国の数百のダム計画を精査して計画の可否を行政的に判断してきた経験から、全くデタラメな計画であると断定しました。雨量や河川水量データがとられていない、計画に組み上げる論理が河川工学の教科書レベルにも達していないと。こんなズサンな計画で、地元に暮らす人びとを追い出してダムを建設する意味は全くないと断定しました。
近畿大学の細谷和美名誉教授は、「シーボルトが見た日本の水辺と石木川の魚類生態系の魅力」として、日本の魚類分類学のリーダーとして、江戸時代の日本の魚類の典型標本が、200年の時間を超えてオランダに保存されている事実の重さを伝えていただきました。それほど古来からの生き物の価値を今西伝える石木川の価値を改めて伝えていただきました。
最後は、国会議員、県議会議員、市町村議員としての石木ダム問題との関わりを6人の議員がそれぞれに語らせていただきました。私は、国会で、ダムだけに頼らない流域治水の実践を全国で実践するためにも、石木ダムは、人口減少、施設の老朽化、災害多発、財政難の四重苦の時代の苦しみを象徴する時代遅れの事業であり、何としても事業見直しを実現していきたいという願いと思いを表明させていただきました。
今年1月末から企画してきたイベントでしたが、400名以上の方が参加くださり、マスコミの皆さまからの関心もいただき、ご尽力いただいたみなさんの感謝です。
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