12月21日、国会で、前原代表が中心となって「教育無償化を実現する会」の設立記者会見と政策発表をしました。記者さんの注目は高く、10人以上から質問があり、約1時間の会見となりました。政策内容も、政調会長の斎藤アレックスさんが、それまでに熟議を重ねてまとめてきた7頁にわたる内容をくわしく解説しました。22日の新聞記事の見出しにマスコミさんからの意見がみえます。4紙だけ入手できましたので、その見出しだけ紹介させていただきます。12月24日。(1000文字)。
政策内容としては、「なぜ教育無償化」という党名にしたのか、現在の日本がかかえる複合的な4つの危機、①経済成長の低迷と国際競争力の低下、②所得・資産・消費の格差拡大、③実質賃金の過去30年間の減少、④急激な少子化と人口減少、を改善する必要条件のセンターピンが教育無償化であることを解説。その上で①所得制限のない全世代型の教育無償化、②「給料があがる経済」の実現、③「AII for All」(みんながみんなのために)安心の社会保障の構築、④「自分の国は自分で守る」自立的な安全保障の構築、⑤「いのちを守る」頻発する大規模災害に備える、⑥変化に対応し持続発展する「新しい国の形」をつくる、という6つの大項目に22の小項目でまとめました。
しかし、記者会見では政策内容についての質問はほとんどなく、政局がらみの質問ばかりでした。国会でのマスコミさんの関心は、いつものことですが、政局優先です。なぜ政策内容についての質問がそもそも出てこないのか、その深堀りができるような質問がでないのか、これ自身、大変不思議です。政治記者が政策への興味が少ないことが問題と思います。記者会見の政策内容のうすさは、日本の政治議論のうすさを反映しているようで、政策議論をしたい私としては、政局がらみの記者会見にはいつも物足りなさが残ります。
知事時代の会見のほうが、政策がらみの深みのある対話的な議論が進み、記者会見は充実していて楽しかったです(微笑)。「ない
ものねだり」でしょうか??
京都新聞:前原氏「教育無償化」結党会見、「政権交代 起爆剤に」「基本政策発表 野党結集に意欲」「立民・泉代表言及 政策共通点ある」「前原氏らの推薦 連合が凍結方針 次期衆院選」
読売新聞:前原新党 野党結集に意欲 思惑違い 再編不透明」
朝日新聞:「維新頼み」の前原新党 「非自民・非共産」野党はひややか
産経新聞:「非自民・非共産」結集訴え 前原新党 青写真見えぬまま