12月とは思えない小春日和、「孫と遊ぶ日」。「浜大津保育園美術館」を見学、大津駅前ではケヤキの葉っぱで体ぬぐい!何それ?写真を見て下さい。12月3日。(長いです)
10月から11月は、月~金は、「学長の授業参観」で、びわスポ大の専任教員42名の授業を見せてもらい大いに勉強させてもらっています。スポーツ経験という共有体験をもって大学にはいった学生さんに、その「経験知」を自覚化し深化・進化させるための「科学知」や「定式知」をつなごうという授業は大変刺激的です。人文系の分野での授業をやってきた私自身、うらやましく思うほど、学生さんたちのノリもいいです。教員の皆さんの工夫と努力に感謝。このまとめはまた学期末に報告します。
また10月から11月には、週末毎に講演が多く、それもこれまでの環境問題や地域政策にプラスして、最近は女性の社会参画や、スポーツ政策など、かなり幅がひろがっています。また大学への志願者を増やすための、高校生や中学生への講演も増えていて、若い人との交流も刺激的で楽しいです。
そんなところで、今日は本当に久方ぶりに、次男 修平の孫3人といっしょに遊びました。まず午前中は、浜大津保育園での懇談に参加。ゼロ歳児のところでは、よちよち歩きの中での友だち同士のぶつかりあいやふれあいなど、社会性が高まっていることを教えてもらいました。個別具体的な経験とお話から、少し一般化をすると、都市化・核家族化の中で孤立する母親がひとりで子育てをするよりも、保育園などで、社会性を育てることが子どもの成長に大きな価値と意味があることを教えてもらいました。フランスはじめ、ヨーロッパでは一般に常識化している認識です。また今日の懇談会でも2-3割、お父さんたちが参加をしていて心強いです。
そのあと、一年に一度の「浜大津保育園美術館」を見学。「その子らしさ、そのクラスらしさ」という全体テーマで、ゼロ歳児から5歳児まで、それぞれの発達段階に応じた作品群の展示です。6人目の孫の淳ちゃんは、ゼロ歳児。絵具で「とんとん」壁画を描いていました。ゼロ歳児は「ちいさいお手てで握ってくしゃくしゃ」「足に絵具をつけてトコトコ歩いて絵を描こう」など、だいたんな芸術作品です!
3歳児になると、「長い紙に描いてみよう!」と町の様子をそれぞれに気にいった素材を使って表現。5人目の孫の3歳児のたっくんは、木の枝や松ぼっくりを張り付けて壁画完成。10月におばぁちゃんの北比良の家に泊った時に琵琶湖畔で拾った松ぼっくりです。自然豊かな町ということ。そして、ゼロ歳から5歳児まで全体の子どもたちが協力をして、「自然と遊ぶおさんぽ、春夏秋冬」の合作も作ってくれています。
園長先生始め、保育士の皆さんの日々の子育ての中での、美術的な感性をみがき表現を誘う、その働きかけに大きな感謝です。浜大津の中心部の町中で、園庭もなく苦労をしていただいている保育士の先生方、場所と環境に苦労するからこそ、びわ湖辺や長等山につれだし、そこで自然とのふれあいを深め、その中で、美的センスを磨いて下さる。そしてその結果をこうして、まとめて保護者にみせていただく。心から感謝したい企画です。
昼食は10月にオープンした大津駅の店の中から今日は「近江ちゃんぽん」をいただきました。三人とも、野菜たっぷりの「子どもちゃんぽん」や「子どもチャーハン」をしっかり頂きました。大人ももちろん大好きちゃんぽんです。私は特に野菜たっぷりの和風ダシに、お酢をたっぷりかける味が大好きです。(食べさせるのに必死で写真失念!)
さて帰り道、大津駅前にたまったケヤキの葉っぱ。この枯葉の山に三人ともおおはしゃぎ。三歳のたっくんは「はっぱでセンジョウ!」と、はっぱを体にはりつけ、頭にのせて、葉っぱで体を洗うしぐさ。なんで?と疑問に思いながら、三人ともあまりに楽しそうなので、ついついそのままいっしょに遊んでしまいました。孫たちといっしょにすごす時間。先入観と常識をはずされ、笑顔いっぱいに遊ぶ孫たちを見ていると、子どもや孫を授かった幸せを感じています。ありがたいことです。そして、まさに「もったいない」ことです!
「子育てするなら滋賀県!」「子育てするなら大津市!」。もっともっと子どもを産み育てやすい地域にしていきたいです。改めて、今は、行政や政治の責任を離れ、これまでに提案・投資してきた子育て・女性・若者政策の成果に期待しながら、今は、一私人として、強く願っています。